エコカー補助金が9月30日まで延長
平成21年度第2次補正予算が可決

2010年1月28日可決



 1月28日、政府が提出していた総額7兆2013億円の「平成21年度補正予算(第2号)」(平成21年度第2次補正予算)が参議院本会議で可決した。第2次補正予算の可決に伴い、「環境対応車への買い換え・購入に対する補助制度」(エコカー補助金)も半年延長され、9月30日まで実施されることになる。

 エコカー補助金は、「経年車の廃車を伴う新車購入補助」(車齢13年以上の車を廃車し、一定の環境性能を有する新車を購入する場合に適用)、「新車購入補助」(古い車の廃車を伴わなくても、環境性能に優れた車を購入する場合の補助)からなり、車種によって異なるものの、乗用車(登録車)であれば、前者は25万円、後者は10万円の補助金を受けられるというもの。経済対策として「平成21年度補正予算案」(平成21年度第1次補正予算)に盛り込まれ、2009年4月10日~2010年3月31日の期間限定での実施となっていた。

 しかし、エコカー補助金の経済対策効果が大きいことから、2009年12月8日の閣議決定「明日の安心と成長のための緊急経済対策」で半年延長することが提言され、第2次補正予算に2609億円の予算として組み込まれた。

 同様の経済対策として、重量税および自動車取得税が減免される「環境性能に優れた自動車に対する自動車重量税・自動車取得税の特例措置」(エコカー減税)があるが、重量税は2009年4月1日~2012年4月30日までに車検を受けた車両に、自動車取得税は2009年4月1日~2012年3月31日に登録・届出された車両に適用されることが当初から決められている。

(編集部:谷川 潔)
2010年 1月 29日