日産、「スリップ情報提供サービス」をカーウイングスで開始
日本全国を対象エリアとして試行運用を実施

スリップ情報はカーウイングス搭載車両を対象に提供。これまでは北海道札幌市とその近郊のみでのサービスだったが、今回から全国で運用される

2010年2月1日試行運用開始



 日産自動車は、カーナビ向け情報配信サービス「カーウイングス」で、寒冷地のスリップ事故低減を目的とする「スリップ情報提供サービス」の試行運用を、2月1日より開始した。

 スリップ情報提供サービスは2007年から北海道札幌市とその近郊で実証実験を開始し、2008年、2009年に同エリアでの情報配信サービスを提供していたが、2月1日から日本全国にその対象エリアを拡大する。

 スリップ情報提供サービスは、スリップの可能性があるエリア付近を走行するドライバーに対し、スリップが発生した情報をカーウイングス上に表示するとともに、音声で注意を促すというもの。これによりドライバーはスリップしやすいエリアの手前であらかじめ注意し、余裕を持った減速行動を行うことができる。スリップエリアの情報は、カーウイングスを搭載した一部の車種からアップロードされる、ABS作動情報や位置情報などをもとに収集していると言う。

スリップ情報提供サービスはカーウイングスの「この街ガイド」の画面で表示

(編集部:小林 隆)
2010年 2月 1日