ケンウッド、業界最高水準の暗視能力を持つリアビューカメラ
1つのカメラで5パターンの表示が可能な「CMOS-300」

マルチビュー車載カメラ「CMOS-300」

2010年3月上旬発売
CMOS-300:3万5700円
CMOS-200:2万1000円



 ケンウッドは、業界最高水準の暗視能力を持つリアビューカメラ2種を3月上旬より発売する。付属のスイッチにより5つの表示モードを選べるマルチビュー車載カメラ「CMOS-300」とスタンダードタイプの「CMOS-200」で、価格はそれぞれ3万5700円と2万1000円。

 いずれも、最低被写体照度0.9ルクスに対応する超高感度CMOSセンサーと、レンズの高性能化により、バックライトの明かりだけでも夜間の後方確認が可能な暗視能力を持つ。カメラ部サイズは24×24.8×24mm(幅×奥行き×高さ)とコンパクトにしながらも約31万画素を実現し、画角も向上。防塵・防水性はIP67相当だと言う。付属のカバーを装着することで、新保安基準に適合し、2009年1月1日以降に新車登録した車両への装着も可能としている。

 画角はCMOS-200が水平約138度、垂直約105度なのに対し、CMOS-300は水平約190度、垂直約158度を実現している。さらにCMOS-300にはその超広角を活かした「スーパーワイドビュー」(水平画角190度)のほかに、一般的な広角の「ワイドビュー」(水平画角135度)、真上から見下ろしたように表示する「俯瞰ビュー」、ワイドビューと俯瞰ビューの2画面の「P in Pビュー」、さらに左右方向を2画面で表示する「コーナービュー」の5つのモードから選ぶことができる。CMOS-300ではバックカメラ向けの鏡像出力のほかに、正像出力も可能で、フロントへ装着してコーナービューカメラとしても利用できる。

(瀬戸 学)
2010年 2月 18日