NEXCO中日本、上戸彩さんを迎え「海老名JCT-海老名IC 事業報告会」 圏央道を歩く「相模川リバーサイドウォークinえびな」も同日開催 |
NEXCO中日本(中日本高速道路)は、2月27日15時の圏央道海老名JCT(ジャンクション)と海老名IC(インターチェンジ)の開通を控え、2月21日に報道陣向けの「海老名JCT-海老名IC 事業報告会」を開催した。報告会にはNEXCO中日本のイメージキャラクターを務める上戸彩さんも出席。開通前の圏央道を視察し、その感想を述べた。
今回開通するのは東名高速と圏央道を繋ぐ海老名JCTとそこから八王子方面へと向かう圏央道の海老名JCTまでの1区間、約1.9km。報告会はその海老名ICの料金所前で行われた。
中日本高速道路 東京支社 支社長の高松隆久氏 |
NEXCO中日本からは、東京支社長の高松隆久氏が登壇し、あいさつを行った。高松氏によれば、今回の開通は距離は短いが効果はあると言い、これまでは厚木ICに利用が集中したことで、周辺地域での混雑が多発していたが、「海老名ICと厚木ICをうまく分け合うことで、厚木IC周辺の混雑が緩和されるだろうし、朝夕の相模川の混雑も高速道路を利用してもらうことで緩和されるだろう」と述べた。
また、海老名JCTは従来のJCTと異なり、名古屋方面からのアクセスに関して、手前の厚木ICから専用連絡路を使ってアクセスする形になると述べ、「より多くの方々に慣れてもらって、利用してもらいたい」とした。
続いて海老名IC開通の告知をラッピングしたバスに乗って、上戸彩さんが登場。上戸さんは開通前の圏央道をいち早く見学してきたと言い、「クルマを降りて歩かせてもらったりもしたんですけど、どこを走ってもとても景色がきれいで、見通しもよく、開放感もあって、気持ちよかったです」と述べた。また、8年半も建設に時間がかかったとの話を聞いて「そんな大事な道路に先頭を切って立てるというのは、申し訳ないという気持ちとものすごくうれしい気持ち」と、貴重な経験に感謝を述べた。
全周にわたって海老名JCT開通の告知がラッピングされたバスに乗って上戸彩さんが登場。「こんなバスを見たのは初めてでうれしい」と語っていた |
上戸さんはプライベートでも高速道路をよく利用すると言い、特に海老名SA(サービスエリア)が1番好きで「メロンパンを買いに行くくらい大好き」「私の中でのディズニーランドです」と興奮気味に語っていた。免許を取ったのは19歳の時で、初めて運転した場所が高速道路。「2つくらい出口が出られなかった」と初ドライブの失敗を暴露。自らは「安全運転なほうです。結構ビビリなんで」と言うが、友人には運転好きが多いと言い「ベッキーもそうですし。逆に私が運転するとみんなが怖がるので、みんなが運転してくれます。ベッキーは運転しているのがカッコイイ。マニュアルでガチャガチャって運転しているので、私は横でしゃべったり食べたりしています」と友人との旅行ではもっぱら助手席専門だと語った。また、記者から男性の運転している姿でかっこいいと思う仕草について聞かれると、よく分からないと述べ「ポーズがどうのとかではなくて、やっぱり運転も疲れるので、率先して運転してくれるその気持ちがうれしい」と語った。
最後に、圏央道の開通に向けた利用者へのメッセージとして「圏央道が開通することによって、厚木ICのご利用方法が変わりますので、皆さんぜひチェックして、よく標識を見ていただいて間違えないようにしていただけたらうれしいと思います」と締めくくった。
圏央道の魅力やプライベートでのドライブについて語る上戸さん。 |
海老名ICは相模川の東側に位置するIC。これまで海老名市や寒川町など、相模川の川沿い東側地域から東名へアクセスするためには、相模川を渡って厚木ICを利用するしかなかった。しかし相模川を渡る橋がボトルネックとなって渋滞が多発。今回の海老名ICの開通により橋を渡る必要がなくなり、海老名市役所から東名へのアクセスが30分短縮の10分に、寒川町役場からの場合で20分短縮の20分となるほか、橋の渋滞も緩和が期待される。また、名古屋方面から海老名JCTに入る場合、手前の厚木IC出口の分岐から専用連絡路を介してアクセスする必要があり、厚木ICを過ぎると海老名JCTには入れない。厚木IC入口から入る場合、東名東京方面に向かうインターの途中で圏央道方面へ分岐する。
2月27日15時に開通する海老名JCTと海老名IC。厚木ICと相模川を挟んだ位置に海老名ICができ、厚木ICと海老名JCTは専用連絡路で繋がる | 海老名IC開通の効果。厚木IC利用者の1割が海老名ICに分散すると言う | 名古屋方面と海老名JCTは厚木ICを介して接続する。厚木ICで降りる場合や乗る場合にも分岐が増えているので注意が必要 |
■相模川リバーサイドウォークinえびな
同日、一般の参加者向けに、海老名ICから海老名JCTまでを徒歩で歩くことができる「相模川リバーサイドウォークinえびな」も開催された。参加したのは一般公募による約1万3000人で、海老名IC近くにある海老名市総合運動公園から海老名IC、圏央道を往復するもの。距離は約5.8km。大きく3つのグループに分けてスタートしたが、上戸さんは3番目のグループのスターターも務めた。上戸さんは、圏央道からの眺めのよさを語り「皆さん気をつけて楽しんできて下さい」と参加者を見送っていた。
海老名ICから圏央道を歩くことができる相模川リバーサイドウォークinえびな | 高速道路を歩く貴重なチャンス | 参加者。子供から年配の方まで多くの人が参加していた |
3グループ目のスターターは上戸さんが務め、参加者を元気に見送っていた | スタート地点となる総合運動公園から海老名ICを目指す |
(瀬戸 学)
2010年 2月 22日