ジャガー、19年ぶりにル・マン24時間に参戦
マシンは「XKR GT2」

ジャガーXKR GT2



 英ジャガー・カーズ・リミテッドは、仏ル・マン サルテ・サーキットで6月12日~13日(現地時間)に開催される「ル・マン 24時間レース」にジャガーRSRチームで参戦すると発表した。

 マシンは2010年のアメリカン・ル・マンシリーズにも参戦する「XKR GT2」。同社のスポーツカー「XKR」をベースとしたもので、約550PSを発生する5リッター V型8気筒エンジンで、重量1245kgのアルミニウムモノコック・ボディーを、約290km/hまで引っ張る。ドライバーはスコット・プルエット、マルク・グーセンの両選手が予定されている。

 ジャガーは1951年に「Cタイプ」でル・マン24時間レース初優勝を飾っており、以来1990年までに7度の勝利を収めたが、1991年を最後に参戦していない。1953年にはダンロップと共同開発したディスク・ブレーキを持ち込み、1980年代のターボ全盛時代のスポーツカーレースに大排気量自然吸気エンジンで勝利するなど、革新的な試みを成功させてきていることでも、レースファンには印象づけられている同社だが、ジャガー・ブランド75周年のアニバーサリー・イヤーの参戦にも注目したい。

ジャガーRSRの母体は米ロケット・スポーツ・レーシングジャガーの歴代ル・マン参戦マシンとXKR GT2マルク・グーセン選手

(編集部:田中真一郎)
2010年 2月 22日