フォルクスワーゲン、「パサートCC」「トゥアレグ」の仕様・装備を一部変更
パサートCC 2.0TSIはエコカー補助金対象車に

パサートCC V6 4MOTION

2010年3月1日発売
パサートCC:506万円、620万円
トゥアレグ:599万円



 フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、4ドアクーペ「パサートCC」、SUV「トゥアレグ」の仕様を一部見直し3月より発売する。価格はパサートCC 2.0TSIが506万円、パサートCC V6 4MOTIONが620万円、トゥアレグが599万円。

パサートCC
 パサートCCは、フォルクスワーゲン初の4ドア4シータークーペとして2008年10月に発売されたモデルで、直列4気筒 2.0リッターターボ(最高出力147kW[200PS]/5100-6000rpm、最大トルク280Nm[28.6kgm]/1700-5000rpm)、2WD(FF)の2.0TSIと、V型6気筒3.6リッターの(最高出力220kW[299PS]/6600rpm、最大トルク350Nm[35.7kgm]/2400-5300rpm)、4WDのV6 4MOTIONの2グレードをラインアップする。

 今回の変更では、両グレードともにリアビューカメラ「Rear Assist」を搭載。2.0 TSIでは、6速ATであったトランスミッションをデュアルクラッチATの6速DSGに変更。エンジン改良とあわせて10・15モード燃費を11.8km/L(従来比13%増)に向上させ、エコカー補助金(環境対応車普及促進対策費補助金)の対象車となった。

 V6 4MOTIONでは、トランスミッションは6速DSGと従来どおりだが、エンジンプログラムの改良によって10・15モード燃費を10.2km/L(従来比16%増)に向上させ、タイヤサイズを235/45 R17から、235/40 R18へとサイズアップ。フロントガラスに設置されたカメラで車線をモニターし、車線逸脱時にステアリング補正や警告を行うレーンキープアシストシステム「Lane Assist」を搭載した。

リアカメラは「VW」エンブレムの内側に設置される方式。動作時は自動でエンブレムが傾くガイドラインもステアリング連動するLane Assist動作イメージ

トゥアレグ
 トゥアレグは2003年9月発売のSUVで、同社のSUVとしては最上級モデルになる。これまでV型6気筒3.2リッターモデルとV型8気筒4.2リッターモデルをラインアップしていたが、V型6気筒3.6リッターのトゥアレグ V6に一本化する。エンジンの仕様に変更はなく最高出力は206kW(280PS)/6200rpm、最大トルクは360Nm(36.7kgm)/2500-5000rpm。トランスミッションは6速ATで駆動方式は4WD。

 今回の一部変更では、レザーシートパッケージ(レザーシート/パワーシート(前席)/シートヒーター(前席)/ウッドデコラティブパネル)を標準装備としたほか、タイヤサイズを255/60 R17としアルミホイールデザインも変更した。これらの変更により、従来より18万円引き下げ、600万円を切る599万円という価格を実現した。

V6モデルに一本化されたトゥアレグレザーシートパッケージを標準装備する

(編集部:谷川 潔)
2010年 2月 23日