JAF、燃料給油の間違いに関するトラブルの調査結果を発表
「軽自動車は軽油だと思っていた」が17件

2010年2月22日発表



 JAF(日本自動車連盟)は2月22日、燃料の給油間違いに関するトラブルについて、2009年12月1日~2010年1月31日の2カ月に渡って行った全国調査の結果を発表した。

 今回期間中に発生した件数は255件で、2008年~2009年に行った前年調査と比べ、19件増の255件(前年比108.1%)となった。その内訳は、給油スタンド別では、「セルフスタンド」が189件(74.1%)と、「有人スタンド」の27件(10.6%)を大きく上回り、セルフスタンドでのトラブルが圧倒的に多いことが分かる。

 給油燃料別では、「ガソリン車に軽油を給油」が165件(64.7%)と最も多く、次いで「ディーゼル車にガソリンを給油」が63件(24.7%)、「灯油の誤給油」が15件(5.9%)となっている。男女別では男性が173人(67.8%)、女性が46人(18.0%)という結果。なお、構成比は一部不明件数があるため、合計が100%になっていない。

 誤給油した主な理由は、以下のとおりで、普段使わない車で油種を勘違いするケースが多いようだ。一方「軽自動車は軽油だと思っていた」という理由もなくならないミスではある。

内容件数構成比
「いつも乗る車と同じ燃料と思い込み」「勘違いした」41件16.1%
「うっかり」「急いでいた」24件9.4%
「普段使用しない車だった」22件8.6%
「軽自動車」は「軽油」だと思っていた17件6.7%
給油機の操作ミス13件5.1%

 JAFでは、セルフ式給油スタンドが増加していることからも、マイカー以外の車両、初めて乗る車両に給油する時は、必ず車検証や取扱説明書で燃料の種類を確認するなど、慎重に給油するようドライバーに呼びかけていくとしている。

(瀬戸 学)
2010年 2月 23日