エコカー市場、ハイブリッド中心に10年後には約5倍に
野村総研エコカー市場予測より

2010年3月15日発表



 野村総合研究所は3月15日、エコカーの販売市場予測を発表した。日本、米国、欧州、中国の、2020年までの販売市場を対象としている。

 同予測のエコカーは、ハイブリッド(HEV)、プラグインハイブリッド(PHEV)、電気自動車(EV)を含むもの。2009年のこれらのエコカーの合計販売台数は215万台だが、2020年には1314万台に拡大すると予測している。

 2010年以降エコカーの大衆化が進み、アイドリングストップとエネルギー回生機能のみ持つ「マイクロハイブリッド」、マイクロハイブリッドに加え、スタートや加速時にモーターによるアシストを行う「マイルドハイブリッド」、マイルドハイブリッドに加え、モーターのみで走行できる「ストロングハイブリッド」が市場を3分割、2020年には年間1100万台規模となる見込み。

 EVは、各国政府の支援などから、2020年には年間75万~155万台程度と予測。PHEVはHEVをベースとしたタイプを主流に、年間140万台程度と予想している。

(編集部:田中真一郎)
2010年 3月 15日