ミツバサンコーワ、ハイブリッド車の接近通報装置「SK-003」

2010年6月2日発売
オープンプライス



消音スイッチ。LEDが作動状態を知らせる

 ミツバサンコーワは、ハイブリッド車の接近を歩行者に知らせる装置「SK-003」を、6月2日に発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は1万円前後の見込み。適応車種はトヨタのハイブリッド車。大手カー用品店で販売される。

 モーターで走行中のハイブリッド車や電気自動車はエンジン車のような音がしないため、歩行者がクルマの接近を気づきにくい。このため国土交通省は、ハイブリッド車等に疑似エンジン音の発生装置を備え、その接近を歩行者に知らせるガイドラインを1月に発表している。

 本製品は、このガイドラインに沿って、車速が2~20km/hのときに、疑似音を自動で発生させる。音圧は最大63dB。車速に応じて3段階で音量と音程が変わるほか、渋滞など音が不要なときはスイッチで一時消音できる。またスモールランプ点灯に連動して、自動的に約-10dB減音することができる。

 さらに、通常は疑似エンジン音が発生するが、市街地などで音に気づきにくいときは疑似インバーター音に切り替えることができる。

 製品はDC12V車専用。スイッチのサイズは25×5×35mm(幅×奥行き×高さ)。スピーカーのサイズは60×40mm(直径×奥行き)。

(編集部:田中真一郎)
2010年 5月 10日