アルパイン、低価格で豊富な情報量のメモリーナビ「VIE-X05」
目的地周辺ではなく、目的地まで案内する性能を実現

メモリータイプナビ「VIE-X05」

2010年6月中旬発売
オープンプライス



 アルパインは、同社では初となるSDHCカードを採用したメモリータイプのカーナビ「VIE-X05(エックスゼロゴ)」を6月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は13万8千円前後の見込み。

 VIE-X05は8GBのSDHCを使うことで、豊富な地図情報量とタウンページデータベースを収録。メモリーナビとしては、圧倒的な量のカーナビ実用情報により、目的地点をピンポイントで検索し、従来の「目的地周辺です」で終了する案内から「目的地に到着しました」と確実で高精度なルート案内ができる性能を実現したと言う。

 地図データは最新の地図を収録。2010年3月20日開通の第二京阪道路や、3月28日開通の首都高速道路中央環状線山手トンネルの情報を、いち早く収録している。

iPodのコントロールも可能

 AV機能でもこだわり、聴感上のSN比や重低域の再現、厚み、奥行間を向上させる音響用コンデンサなどを採用。高音質にこだわったオーディオ用パーツを多数採用する。さらにユーザー登録会員向けのWebサイトでは、349車種の音響環境のデータを公開。利用者は自分の車向けデータをVIE-X05に入力するだけで、その車種にあった音響空間を楽しむことができる。また、別売の接続ケーブルを使えば、iPhone/iPodのデジタルダイレクト伝送にも対応する。

 地デジチューナーは新開発のフルセグタイプ。中継局の自動検索システムと高感度のシリコンチューナーを搭載した「4チューナー×4アンテナ」の採用で、受信感度を向上している。7型ディスプレイには、発色のよいホワイトLEDバックライト液晶を採用。かつ輝度やコントラストの画質調整技術を向上させ、家庭用TV並の高精細映像を実現したとしている。

 オプションで、20車種の車種専用取り付けキット「パーフェクトフィットシリーズ」を用意。純正品のようなスマートな装着を実現するほか、最近のクルマに多い、ステアリングスイッチを使ったオーディオ操作も可能にする。

 また、オプション設定されるバックカメラも、車種専用に対応。車種ごとの取り付け位置やセッティングデータを公開しており、これらのセッティングにより、正確な距離がわかるガイド線入りの後方映像を確認することができる。

(鈴木賢二)
2010年 5月 11日