ボッシュ、「クリーン・ディーゼル・キャンペーン」のアンケート結果発表
クリーンディーゼル車は「きれい」「静か」「速い」

クリーン・ディーゼル・キャンペーン

2010年6月4日発表



 ボッシュは、2月1日~3月31日に実施した「クリーン・ディーゼル・キャンペーン」のアンケート結果を発表した。

 クリーン・ディーゼル・キャンペーンはクリーンディーゼル車の訴求を目的に、同社の公式Webサイト上で実施。クリーンディーゼル車の知識と理解を深める内容の複数の質問(クイズ形式)が設けられ、アンケートはクイズ回答後に行われた。有効回答者数は3万2775人。

 アンケートによれば、まず「クリーンディーゼル車に対してどのようなイメージをお持ちですか?」との質問に対し、95.0%(3万1132件)が「きれい」、80.2%(2万6287件)が「静か」、70.9%(2万3252件)が「速い」と回答し、同社はキャンペーンを実施したことで、クリーンディーゼル車にポジティブなイメージを持ってもらえたと述べる。

 「クリーンディーゼル車が発売されたら購入したいと思われますか?」との問いに対しては、「購入したい」という意見は16.1%(5267件)に留まるものの、「候補として考えたい」と回答した人は80.9%(2万6501件)に上り、これはクリーンディーゼル車を購入候補として考えている人が多数存在することを示す結果としている。

 一方で、「クリーンディーゼル車はエコカー減税対象であることをご存知でしたか?」との質問には、「はい」が64%(2万1135件)と、エコカー減税対象であることを認知しているユーザーは全体の2/3に留まる結果となり、さらに「クリーンディーゼル車に対する独自の購入補助金制度があることをご存知でしたか?」との問いに対しては「いいえ」が69%(2万2571件)と、1/3のユーザーしか独自の購入補助金制度があることを理解していないことから、今後も認知してもらうための活動を続けていくとしている。

 しかし、「CO2削減にクリーンディーゼル車は有効だと思いますか?」との質問には96%(3万1410件)が、「実際にクリーンディーゼル車をご体感されたいと思いますか?」という問いに対して77%(2万5134件)が「はい」と回答しており、キャンペーンを通じてクリーンディーゼル車が「クリーン」「パワフル」「エコノミー」であることを理解してもらえたほか、潜在的なニースがあるとの結論を出している。

 また、フリーコメント欄への書き込み内容も大別して紹介しており、概ねが好意的な意見だったと言う。また、国産車および輸入車メーカーに対するコメントも寄せられ、国産車メーカーには「日本国内での普及を望む」「車種が増えれば購入対象の選択肢として検討する」という意見が、輸入車メーカーには「欧州並みにクリーンディーゼルが普及してほしい」など、いずれも日本国内での販売・導入を望む声が多かったと言う。

 なお、そのほかのアンケート項目、回答結果も、同社のWebサイト上で公開(http://www.bosch.co.jp/jp/diesel/questionnaire/)されているので、興味のある方はそちらを参照されたい。

(編集部:小林 隆)
2010年 6月 4日