NEXCO中日本、SAを進化させた商業施設「EXPASA」を5カ所にオープン
第1弾は東名阪 御在所SA、東名 足柄SAは年内に

NEXCO中日本が展開する商業施設「EXPASA」のロゴ

2010年9月17日8時オープン



 NEXCO中日本(中日本高速道路)は、5カ所のSA(サービスエリア)に商業施設「EXPASA(エクスパーサ)」を展開していくことを発表した。第1弾は、東名阪自動車道 御在所SA(上り、下り)で、9月17日8時にオープンする。

 このEXPASAでは、人気店舗の複数導入、選ぶ楽しさ・見る楽しさといった買いたくなる売場作り、地産地消による地域との交流など商業施設が持つポテンシャルを徹底的に追求するとし、移動の通過点に過ぎなかったSAから、目的地として選ばれるSAへと転換を図っていくと言う。ブランドネームは、グループ社員全員を対象に公募した作品の中から選ばれた。

 EXPASA御在所(上り)は、伊勢方面や関西方面から中部地方へ向かう利用者が三重県内で最後に訪れるSAとなるため、三重県の思い出を詰め込む「蔵」をモチーフとしてデザイン。入口まわを大きなガラス開口とすることで、扉を大きく開けて利用者を迎える「蔵」のイメージを持たせている。

 商業施設としては、伊勢名物赤福の直営店「赤福茶屋」、三重県の人気ラーメン店「開花屋 楽麺荘」など15店舗がテナントとして用意される。

 EXPASA御在所(下り)は、中部地方へから伊勢や関西方面に向かう利用者が三重県内で最初に訪れるSAとなる。上りとはあえて反対の現代建築となり、天井高を4.5mとして、清潔感と開放感のあるオープンテラスをイメージした作りにしたと言う。

 テナントは16店舗。名古屋名物味噌煮込みうどんの専門店「山本屋本店」、天むすの老舗「地雷也」などが入る。

蔵をイメージしたEXPASA御在所(上り)開放感のあるオープンテラスをイメージしたEXPASA御在所(下り)

 2010年内には、先頃リニューアルオープンしたばかりの東名高速道路 足柄SA(上り、下り)もEXPASA足柄としてグランドオープンするほか、名神高速道路 多賀SA(下り)がEXPASA多賀としてオープンする。なお、多賀SA(下り)は、9月7日11時に北館をリニューアルオープンする。

【お詫びと訂正】記事初出時、 EXPASA御在所の上りと下りの写真が入れ違っておりました。お詫びして訂正させていただきます。

(編集部:谷川 潔)
2010年 8月 24日