BMW、WRC用「MINIカントリーマン」をシェイクダウン

BMWのテスト車両でおなじみのサイケデリックパターンでカモフラージュ塗装された、MINIカントリーマンのテスト車両

2010年9月9日(現地時間)発表



 独BMWは9月9日(現地時間)、2011年からWRC(世界ラリー選手権)に参戦するMINIカントリーマン(日本名:クロスオーバー)がシェイクダウンを済ませたと発表した。

 シェイクダウンは、マシンを開発している英プロドライブが英国ワーウィックシャーに保有するテストコースで4日間行われた。ここではターマック(舗装路)と滑りやすい路面、さらにプロドライブの低μ路を走行。この後、マシンはポルトガルで、グラベル(未舗装路)でのテストを1週間行う。

 ニュースリリースでは、「全く新しい車両はみなそうですが、グラベルでのテストの前に、全てのシステムを確実に動作させるための時間を取ることは重要です」というプロドライブのテクニカル・ディレクターであるデイビッド・ラップワース氏のコメントが紹介されている。

 シェイクダウンに使われた車両のボディーとエアロパッケージは暫定的なもので、最終的なWRカーのボディーワーク設計は進行中としている。

(編集部:田中真一郎)
2010年 9月 10日