NEXCO東日本、冬用タイヤ装着状況調査結果
青森県では平年より初雪日が早い状況

2010年11月10日発表



 NEXCO東日本(東日本高速道路)は11月10日、冬用タイヤ装着状況調査結果の第2弾を発表した。冬用タイヤ装着状況調査は、11月1日~29日まで5日間(5回)にわたって行い、冬用タイヤの装着率向上を目指すもの。第1弾は11月1日、第2弾は11月8日に調査が行われてる。

 調査は東北6県(青森県、秋田県、岩手県、宮城県、山形県、福島県)のIC(インターチェンジ)やPA(パーキングエリア)15個所で行われ、目視によりタイヤの種別を確認。11月8日の調査結果では、東北支社全体で25%となり、1日の9%より向上したものの、昨年同時期(11月9日)の29%と比べると、やや低い結果となっている。

 青森県では、初雪を観測(10月26日)しており、平年より初雪日が早い状況にあると言い、これから本格的な冬に入り北東北や山形道・磐越道の山間部では降雪が予想されるとしている。

 また、例年雪の降り始める時期ではスリップ事故が多くなり、2005年の11月後半には積雪を伴う降雪日にスリップ事故が計22件発生。うち7件が夏用タイヤ車の事故だったと言う。同社では、高速道路利用の際は、早めの冬用タイヤ装着を呼びかけている。

2005年11月の冬用タイヤ装着状況。積雪路面のスリップ事故22件中7件が夏用タイヤ装着車によるもの2009年11月の冬用タイヤ装着状況。13件中8件が夏用タイヤ装着車によるスリップ事故

(編集部:谷川 潔)
2010年 11月 10日