ソニー損保、「2010年 全国カーライフ実態調査 後編」
4割以上のユーザーが自動車保険を変えたことが「ある」

2010年11月25日発表



 ソニー損害保険は11月25日、「2010年 全国カーライフ実態調査 後編」を発表した。この調査は、10月8日~12日の5日間、自家用車を所有し、月に1回以上車を運転する18歳~59歳の男女に対し、カーライフ実態調査をインターネットリサーチで実施したもの。5000名の有効回答を得ている。

 前編(http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20101028_403178.html)では、1カ月あたりの走行距離・維持費やエコカー制度の利用有無、ハイブリッド車の購入意欲などの調査結果を紹介。後編では、クルマのトラブルや自動車保険についての調査結果を発表している。

経験したことのあるクルマのトラブル
 男女5000名に、経験したことがあるクルマのトラブルを複数回答で聞いたところ、「バッテリー上がり」(53.3%)、「タイヤのパンク」(47.9%)、「キー閉じ込み」(35.3%)の3項目が上位を占め、8割のドライバーが何かしらのトラブルを経験していることが分かった。

 バッテリー上がりについては地域差も見られ、関西地方(59.4%)がもっとも高く、東北地方(45.3%)がもっとも低い地域となった。

経験したことのあるクルマのトラブルバッテリー上がりでは地域差が見られた

クルマのトラブルに対する対処法

クルマのトラブルの対処法
 クルマのトラブルを経験した4013名にどう対処したかを聞いたところ、1位は「ロードサービス会社に連絡をした」(41.5%)で、以下「家族・知人を呼んだ」(36.0%)、「ガソリンスタンドに行った」(30.0%)と続いた。

 これを性別で見てみると、男性・女性ともにトップは「ロードサービス会社に連絡をした」となるが、男性は「自分で対処した」(42.7%)が、女性は「家族・知人を呼んだ」(36.0%)がそれぞれ続き、男性は自力で、女性は身近な人を頼りにするという傾向が伺える結果となった。

 なお、「自動車保険会社に連絡をした」と回答したドライバーは13.8%にとどまり、各自動車保険会社の用意するロードサービスが浸透していないことが明らかになったとしている。

自動車事故の有無
 男女5000名に、自らの運転時に自動車事故の経験があるか聞いたところ、「追突事故」(33.1%)がトップとなり、以下「自転車との事故」(31.5%)、「居眠り運転による事故」(29.9%)が続いた。これを月間走行距離別で見ると、走行距離が100km未満でも事故の経験率は過半数を超えており、走行距離が増えるほど事故経験率も高くなることが分かった。

 次に運転中に起こしそうになった事故があるかどうか聞いたところ、1位は「追突事故」(33.1%)となり、次いで「自転車との事故」(31.5%)、「居眠り運転による事故」(29.9%)となった。回答者のうち、「起こしそうになった事故はない」と答えた人はわずか10.1%にとどまる。

 「居眠り運転による事故」と回答した人のうち、40代の男性が50.4%を占める結果となり、この年代は特に睡眠不足のまま運転をしているのではないかと推測している。

自分が運転している際の自動車事故の経験の有無危うく起こしそうになった事故危うく起こしそうになった事故(男性のみ回答)

自動車保険の選び方
 男女5000名に、加入している自動車保険(任意保険)について、代理店を持つ「既存損保系」と代理店を持たない「ダイレクト損保系」に分類して聞いたところ、「既存損保系」を選んだユーザーが78.3%に達したのに対し、「ダイレクト損保系」を選んだユーザーは15.9%にとどまった。

 現在自動車保険に加入していると回答した4884名に対し、その自動車保険を選んだ理由を複数回答で聞いたところ、「家族・友人が加入していた」(43.8%)が最も多く、「保険料が安かった」(27.3%)、「自動車ディーラーで勧められた」(15.3%)、「割引が魅力だった」(8.3%)が続く結果となった。

 既存損保系の加入者(3917名)では、「家族・友人が加入していた」(49.5%)がもっとも多い理由となり、「自動車ディーラーで勧められた」(18.6%)、「保険料が安かった」(16.1%)が続いた。

 ダイレクト損保系の加入者(795名)では、「保険料が安かった」(81.1%)と回答した人がもっとも多く、「割引が魅力だった」(21.3%)が続いたことから、金銭面を理由にしたユーザーが目立つ格好となった。

 一方、「補償内容が充実していた」と回答した人は、既存損保系の加入者が6.3%だったのに対し、ダイレクト損保系の加入者は15.7%という結果から、「しっかり補償内容を確認したうえでダイレクト損保の保険を選んでいる」と述べている。

 また、ダイレクト損保系の加入者は「加入手続きが簡単だった」「ホームページなど、インターネットを通じた情報による信頼感や親近感から」「自分のカーライフスタイルにあっていた」「ロードサービスが充実していた」といった項目で、自動車保険を選ぶ傾向が伺えるとしている。

加入している自動車保険(任意保険)現在加入している自動車保険を選んだ理由既存損保系加入者とダイレクト損保系加入者それぞれの自動車保険を選んだ理由

自動車保険を変更したことがあるか
 現在自動車保険に加入している4884名に対し、自動車保険を変更したことがあるか聞いたところ、「何度か変えたことがある」(41.5%)、「毎年変えている」(0.8%)、「変えたことはない」(57.6%)と、4割以上のユーザーが自動車保険を変えているという結果となった。特に、ダイレクト損保系の加入者では、75.7%が「何度か変えたことがある」と回答したと言う。

 自動車保険を変えたことのある2070名に回数を聞いたところ、「1回」(45.7%)がトップで、以下「2回」(28.6%)、「3回」(18.6%)、「4回以上」(7.0%)と続いた。

 あわせて、保険会社を変えた理由について聞いたところ、「より安い保険料の会社を見つけた」が48.6%でもっとも多く、次いで「知り合いに別の会社を勧められた」(22.9%)、「より自分にあった補償内容を提供する会社を見つけた」(18.5%)となった。

保険会社を変えた経験保険会社を変えた回数保険会社を変えた理由

(編集部:小林 隆)
2010年 11月 25日