メルセデス・ベンツ、「Gクラス」を一部改良して安全装備を向上
限定30台の「G 550 ロング カーボン エディション」も発売

一部改良した「Gクラス」

2010年12月1日発売



 メルセデス・ベンツ日本は12月1日、クロスカントリービークル「Gクラス」を一部改良して発売した。価格はG 550 ロングが1340万円、G 55 AMG ロングが1780万円。いずれもステアリング位置は左のみ。

 今回の改良では、追突などによって後方から衝撃を受けると、運転席と助手席のヘッドレストが前上方向へ移動し、ドライバーやパッセンジャーの頭部や頚部を保護する装備「NECK PROアクティブヘッドレスト」を全車標準装備した。また、G 550 ロングのホイールデザインも一新された。

 これらの装備を追加しながら、価格は据え置きとなっている。

特別仕様車「G 550 ロング カーボン エディション」

 一方、限定30台の特別仕様車「G 550 ロング カーボン エディション」も同時に発売。価格は1400万円。ステアリング位置は左。

 通常では選択できないボディーカラーやインテリアを選択できる、AMGモデルのみのオプション「designo AMGプログラム」で用意されるボディーカラー「designoミスティックホワイトII」を採用するとともに、両側面にカーボンストリップライントリムを組み合わせた。

 インテリアはブラックの本革で、センターコンソール、ステアリング、シフトノブ、アシストグリップなどにカーボントリムを装着したほか、インテリアトリムやフロントグリルにクローム加工を施した。特別仕様車専用のアルミ削り出しシリアルプレートも装着される。

 なお、メルセデス・ベンツ「Gクラス」は1979年の発売以来、基本的な外観スタイリングを変更せず、パワートレーンや装備を進化させてきたクルマ。現在国内導入されるモデルはすべてロングボディー、左ハンドル仕様のみとなっている。

(正田拓也)
2010年 12月 1日