GM、キャデラック「CTS-Vクーペ」でSCCAに再参戦
CTS-Vクーペは12月より国内販売開始

キャデラック「CTS-Vクーペ」SCCA仕様

2010年12月13日発表(現地時間)



 米GMは12月13日(現地時間)、キャデラック「CTS-Vクーペ」でスポーツカー・クラブ・オブ・アメリカ・ワールド・チャレンジ(以下、SCCAワールド・チャレンジ)に再参戦することを発表した。


 キャデラックは、2004年から2007年にかけて同シリーズに出場しており、CTS-Vスポーツセダンで GTクラスに参戦。2005年、2007年にマニュファクチャラーズ選手権、そして2005年にドライバーズ選手権を獲得している。

 今回のSCCAワールド・チャレンジGTクラス参戦では、CTS-Vクーペをベースにしたレースカーで2チームが参加する。このレース仕様のCTS-Vクーペは、キャデラックとミシガン州ニューハドソン市にあるモータースポーツ専門のエンジニアリング会社、プラット&ミラーの共同開発によるもので、レース車特有のチューニングやSCCAシリーズのテクニカルルールを満たすため一部の構成部品をカスタマイズしているものの、生産車モデルのクーペの仕様から極力離れないように調整していると言う。

 SCCAワールド・チャレンジの2011年シーズン第1ラウンドは、フロリダ州のセントピーターズバーグで2011年3月25日~27日に開催され、アメリカン・ル・マン GT1シリーズで3回も選手権を手にしているジョニー・オコンネルと、アンディ・ピルグリムがCTS-Vレースカーのドライバーとなる。

CTS-Vクーペ

 CTSクーペの高性能バージョンであるCTS-Vクーペは、12月より日本でも販売が開始されており、V型8気筒 6.2リッター スーパーチャージャーエンジンを搭載。最高出力は415kW(564PS)/6100rpm、最大トルクは747Nm(76.1kgm)/3800rpmを発生する。899万円のベースモデルと、984万円のプレミアムモデルが用意されている。


(編集部:谷川 潔)
2010年 12月 14日