JAF、年末年始の集中豪雪で西日本での救援依頼が急増
中国地方では前年比8倍以上の依頼件数

2011年1月5日発表



 JAF(日本自動車連盟)は、2010年12月30日~1月3日までの救援依頼電話着信数を発表した。

 発表によると、2010年12月30日ごろからの降雪により、中国地方(特に山陰地方)で立ち往生などによる救援依頼が殺到。その数は、前年比8倍以上の5万6224件に上り、JAF鳥取支部、JAF島根支部のほか、隣県支部にあたる岡山県・広島県・山口県からも出動して救援にあたったと言う。

 また、降雪のあった九州地方の長崎県・鹿児島県や、関西地方の滋賀県・京都府でも落輪やスリップなどのトラブルが増加した一方で、天候の穏やかだった東日本での救援依頼は昨年を下回った。

 こうした結果を受け、JAFでは雪道運転の際に「安全な速度」「余裕を持った運転」を心がけるよう呼びかけている。

救援依頼電話着信数(2010年12月30日~1月3日)

2010年2009年前年比
北海道2739448161.1%
東北6417845875.9%
関東2万7612万317989.6%
中部1万69311万751696.7%
関西2万37951万5585152.7%
中国5万62246922812.3%
四国33522799119.8%
九州1万99251万229194.8%
合計15万1148万9169168.4%

(編集部:小林 隆)
2011年 1月 5日