三菱自動車、ハイブリッド車を2013年度に投入
EV、PHVを2013年度までに8車種投入

ジュネーブショーに展示するコンセプト グローバル スモール

2011年1月20日発表



 三菱自動車工業は1月20日、中期経営計画「ジャンプ 2013」と、「環境行動計画2015」を発表、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)、プラグイン・ハイブリッド車(PHV)の投入計画を明らかにした。

 ジャンプ 2013は2013年度までの3年間の中期計画。新興市場と環境対応、コスト低減を3つの柱とし、「成長と飛躍を目指す」としている。

 これによると、EV、PHVを2015年度までに8車種投入、また2013年度にHVを投入し、環境負荷低減を図る。

 新興市場向けには小型・低燃費・低価格の世界戦略車「グローバルスモール」を投入するほか、SUVを強化。欧州専用車「コルト」の後継車を始めとする地域専用車を廃止して、新興市場での需要が見込める製品にフォーカスしたラインアップを展開する。

 これにより、2013年度の世界販売台数を137万台(2010年比37万台増)とする。

 また、新興市場向けの生産能力強化のため、中国、ロシアでの生産を増強するとともにタイ第3工場を建設、日本に次ぐ第2の輸出拠点とする。

 コスト対策としては、社長直轄のコスト低減推進組織を設立。2013年度には、資材費を2010年度より約900億円減らす。

 これらにより、2013年度の業績目標を売上高2兆5000億円(2010年度見通しは1兆9000億円、以下カッコ内は同じ)、営業利益900億円(450億円)、当期利益450億円(150億円)とする。

 環境行動計画2015は、2009年6月に発表した「環境ビジョン2020」の中間目標。2015年までに自動車の走行時CO2排出量を1台あたり平均25%低減し、EVとPHVの比率を5%以上に、また生産時のCO2排出量を1台あたり15%低減する。

 EV、PHVは、i-MiEVの北米展開に加え、軽商用EVを2011年に国内投入、さらにPHVを2012年以降に日米欧などに投入するとしている。これに伴い、EV、PHV普及のためのインフラ整備や実証事業に積極的に参加する。

 並行してアイドリングストップ採用車の拡大など、内燃機関の改良を続け、車体軽量化、エコドライブサポートシステムの市場導入も行う

 このほか、生産、物流、開発、販売、購買の各段階で、CO2排出量低減やリサイクル推進を行う。

(編集部:田中真一郎)
2011年 1月 20日