米運輸省、トヨタ車急加速の原因は電子システムではないと発表

2011年2月8日発表



 米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)は2月8日(現地時間)、トヨタ車の急加速問題について、電子的な欠陥によるものではないと発表した。

 これによると、米国航空宇宙局(NASA)のエンジニアが10カ月をかけてトヨタ車の電子システムをハードウェア、ソフトウェアの両面から研究。この結果、「急加速につながるような、スロットルを大きく開いてしまう電子的な欠陥を、トヨタ車に発見できなかった」とした。

 これを受けてトヨタ米国法人は歓迎のコメントを発表。電子スロットル制御システムは自動車業界で長きに渡って標準になっており、消費者への大きなメリットとなっていること、同社のそれは世界中の4000万台以上の車両で使用されている実績があることなどをアピールするとともに、今後もNHTSAに全面的に協力する姿勢を打ち出した。

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2011年 2月 9日