日産、ジュネーブショーでEVスポーツカー「ESFLOW(エスフロー)」公開
リーフに搭載するモーターを2基、ミッドシップに搭載

ESFLOW(エスフロー)

2011年3月1日公開



 日産自動車は、3月1日に開幕する第81回ジュネーブ国際モーターショー(プレスデー:3月1日~2日、一般公開日:3月3日~13日)において、EVコンセプトカー「ESFLOW(エスフロー)」を公開する。

 コンセプトは「電気自動車のスポーツカー」。単に既存車のエンジンを電気自動車ユニットに置き換えたモデルではなく、電気自動車としてゼロから企画・設計した。

 低く伸びやかなシルエット、重心付近に収まるコンパクトなキャビンを外観上の特徴とする。そのキャビンでは、シートポジション調整をシートフレームで行うのではなく、ハンドルやペダル類で行う。これはバイワイヤ技術を活用したもので、軽量化にも一役買っていると言う。

 パワートレーンは、リーフに搭載するリチウムイオンバッテリーをボディー内に分割配置し、最適な重量配分を実現。また、リーフのモーター(最高出力80kW[109PS]/2730-9800rpm、最大トルク280Nm[28.6kgm]/0-2730rpm)を2基、ミッドシップに搭載して左右後輪を独立駆動制御とした。これにより旋回性能とエネルギー回生性能を高めていると言う。

 0-100km/h加速は5秒以下というスペックを誇る一方で、1回の充電で240km以上の航続走行を可能にしている。

(編集部:小林 隆)
2011年 2月 10日