DSIコンソーシアム、次世代規格DSI3技術仕様Version 1.0を発表

2011年2月17日発表



 DSIコンソーシアムは2月17日、自動車電子制御ユニット(ECU)とセンサー/アクチュエーター(作動装置)を結ぶ通信規格で、DSIの次世代規格となるDSI3技術仕様Version 1.0の策定を完了しと発表した。

 DSIコンソーシアムは、デンソー、フリースケール・セミコンダクタ、TRWオートモーティブ・ホールディングスの3社が設立した団体で、次世代規格の策定を進めてきた。

 新たなDSI3規格は、自動車電子制御ユニットとセンサー/アクチュエーターとの接続におけるシリアルデータ通信規格で、将来の車両制御における機能の拡張と大幅な性能向上に対応できると言う。主なアプリケーションとしては、エアバッグやそのほかの車載システムを想定している。

 デンソー、フリースケール・セミコンダクタ、TRWのほか、パートナー企業は、すでにDSI3規格に準拠したシステム/コンポーネント・ソリューションの開発に着手しており、2013年には量産を開始する予定と言う。

 DSI3規格については、DSIコンソーシアムのWebサイト(http://www.dsiconsortium.org/)で詳細を紹介している。

(編集部:谷川 潔)
2011年 2月 17日