NEXCO東日本、関越道 上り線の渋滞緩和策を3月17日開始
花園ICおよび渋川伊香保IC付近で車線を増加

渋滞緩和策実施個所

2011年3月17日13時オープン



 NEXCO東日本(東日本高速道路)は、関越自動車道の上り線の渋滞緩和策ため、花園IC(インターチェンジ)および渋川伊香保IC付近で車線を増加し、3月17日13時にオープンする。

 関越道の上り線では、夏季混雑期、大型連休、行楽・スキーシーズンなど、交通量の多い時期に大規模な渋滞が発生しており、この主な原因を、緩い上り坂やICからの合流車により車の流れが乱れることによる速度の低下としている。

 そのため同社では、4個所で車線を増やす工事を行っており、2010年12月17日は、本庄児玉IC(上り)の出口車線を延伸している。今回の区間は、それに続くものであり、花園ICより東京側に約1kmの地点から約1.5kmの「ゆずり車線」を設置し、渋川伊香保ICの上り線合流車線を約1.8km延伸する。なお、残り1個所は高坂SA(サービスエリア)付近での「ゆずり車線」設置となり、現在工事に向けて準備中。

花園IC付近の設置後の効果渋川伊香保IC付近の設置後の効果

 同社では、この2個所での車線の増設が完成すると、関越道(上り)の渋滞発生時における、赤城ICから鶴ヶ島ICまでの平均的な所要時間が、133分から118分と約15分短縮されることを見込んでいる。

(編集部:谷川 潔)
2011年 2月 24日