ポルシェ ジャパンは3月1日、「第81回ジュネーブ国際モーターショー」でワールドプレミアした限定モデル「911ブラックエディション」および「ボクスターS ブラックエディション」の予約受注を同日より開始した。価格は911 ブラックエディションが1086～1311万円、ボクスターS ブラックエディションが771～818万円。

■911ブラックエディション
　911のブラックエディションは911カレラのクーペとカブリオレに設定、クーペは6速MTとデュアルクラッチトランスミッションの7速PDKが選択できる。エクステリアからインテリアまでブラックで覆い、19インチ911ターボIIホイールの標準装備をはじめ、スポーツデザインステアリングホイール、ブラックのメーターを装着、一方でシフトレバーや装飾トリムなどはアルミニウムルック仕上げを施してコントラストを形成した。

　911ブラックエディションで装着される特別装備は、ベース車に対して10点のプラス。車両本体価格に含まれる特別装備合計金額は114万7000円だが、輸入元のポルシェジャパンでは「戦略的な価格」を設定したとしており、ベース車よりも106～140万円安くなっている。なお、1911台の限定生産のうちの40台が日本国内の販売となる予定。

ボクスターS ブラックエディション

■ボクスターS ブラックエディション
　ボクスターS ブラックエディションではベース車に対してエンジンの高出力化が図られた。出力は10PSアップの320PS/7200rpmで、最大トルクは10Nmアップの370Nm/4750prm。

　ボクスターS ブラックエディションのエクステリアは、リアサイドエアインテークグリル、エグゾーストシステムのツインテールパイプ、ロールオーバー・バーなどにブラック塗装仕上げを施し、インテリアではダッシュボードとシフトレバーのトリムストリップなどがブラック仕上げ。パーシャルレザーシートとメータパネルにもブラックのカラーリングが採用される。

　ボクスターS ブラックエディションの特別装備はエンジンとソフトトップのロゴ以外に8点で、車両価格に含まれる特別装備合計金額は145万6000円。ベース車に対して76万円のアップに抑えられている。987台の限定生産のうち、日本では25台が割り当てられる予定。