ゼロスポーツ、郵便集配EV契約解除を契機に破産

2009年の東京モーターショーで展示されたゼロスポーツの「ゼロEVセラビューバン Li24」

2011年3月1日



 帝国データバンクは3月1日、「ゼロスポーツ」が事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったと伝えた。負債は約11億7700万円。

 ゼロスポーツは1994年設立。カスタムパーツの開発・販売のほか、ゴルフカートや電気自動車(EV)の製造販売を手がけてきたメーカー。スバル系のカスタムパーツで知られるほか、EVでは軽自動車をコンバートしたEVや、オリジナルのEVスポーツカー「エレクシードRS」などで知られる。

 2010年には郵政事業にスバル サンバーのコンバートEVを約1000台納入する契約を結んだが、生産の遅れにより、2011年1月に郵政事業から契約を解除され、違約金を請求された。これが破産申請の原因としている。

(編集部:田中真一郎)
2011年 3月 2日