昭和貿易、「アジップ」ブランドを「エニ」に変更
エンジンオイルは「i-Sint」シリーズに、商品構成を見直し

エニのロゴ

2011年4月1日発表
オープンプライス



 昭和貿易は4月1日、イタリア製オイルで知られる「アジップ」ブランドを「エニ」に順次変更し、エンジンオイルの商品シリーズ名を「i-Sint」(アイシント)に変更すると発表した。

 この変更はイタリアにおいて、2003年にアジップが総合エネルギー企業エニに統合され、2010年にエニがアジップブランドを統合したことを受けたもの。ブランドマークは、アジップの象徴であった「炎を吐く犬」のマークを継承しつつ、「Agip」のロゴを「eni」に変更したデザインに改められる。

 エンジンオイルのi-Sintシリーズのラインアップは、従来のアジップシリーズ同様に10製品が用意されるが、化学合成油が「i-Sint protection」、部分合成油が「i-Sint pro light」、鉱物油が「i-Sint special」を名乗る。価格はすべてオープンプライスだが、店頭予想価格は2980~5980円の見込み。

 ラインアップは、超低排出車向けの「スーパーエコ」、街乗り用の「タウンユース」、長距離走行用の「ロングドライブ」、スポーツ走行用の「スポーツドライビング」と、車種・用途別に4つに分けられ、さらにエンジン保護性能を重視した「エンジンプロテクション」、エンジン清浄性能を重視した「エンジンクリーン」の2種の特徴が付く。

i-Sint protectioni-Sint pro lighti-Sint special

 また、アジップシリーズはAPI(アメリカ石油協会)規格「SM」を取得していたが、i-Sintシリーズは最新最高規格「SN」を取得した。i-Sintシリーズは省燃費性能強化と性能の持続性強化、ピストン清浄性能向上、スラッジの抑制、過給器の保護、触媒の耐久性向上、オイルシール適合性の強化、バイオ燃料への対応が図られていると言う。

 エンジンオイルの新しいラインアップは次のとおり。i-Sint pro Iight タウンユース・エンジンクリーンの3L缶以外はすべて4L缶。

油種商品名種類規格店頭予想価格
化学合成油i-Sint protectionスーパーエコ
エンジンプロテクション
0W-205980円
5W-204980円
タウンユース
エンジンプロテクション
5W-305980円
ロングドライブ
エンジンプロテクション
5W-405980円
スポーツドライビング
エンジンプロテクション
10W-505980円
部分合成油i-Sint pro lightスーパーエコ
エンジンクリーン
0W-204980円
タウンユース
エンジンクリーン
5W-304980円
タウンユース
エンジンクリーン(3L缶)
5W-303280円
ロングドライブ
エンジンクリーン
5W-404980円
ロングドライブ
エンジンクリーン
10W-404980円
鉱物油i-Sint specialタウンユース5W-302980円

(編集部:田中真一郎)
2011年 4月 4日