国交省、被災地に「移動自動車相談所」を開設
津波などの被害を受けた自動車の諸手続の相談や無料点検を実施

2011年4月7日~開設



 国土交通省は、4月7日から東日本大震災の被災地を対象に「移動自動車相談所」を開設する。

 今回の震災においては、自動車が津波に流されるなどの被害が多数出ており、「海水に浸った自動車を使用し続けて大丈夫か」「どのように廃車手続きをすればよいか」といった問い合わせが、東北運輸局や管轄運輸支局に多数寄せられていると言う。

 そのため管轄運輸支局は、自動車整備振興会等の協力を得て廃車手続きといった自動車諸手続の相談や、自動車を使用する際の技術的相談、自動車の無料点検などを行える移動自動車相談所を開設する。

 相談所は岩手、宮城、福島運輸支局等の職員、自動車検査独立行政法人職員、軽自動車検査協会職員、自動車整備士で構成され、まずは4月7日~9日の期間に宮城運輸支局と福島運輸支局の管轄で実施する。岩手県は調整中。

 4月9日以降の予定は各自治体などと調整して決定次第、国土交通省のWebサイトで更新される。

日付時間実施場所実施主体
4月7日午前七ヶ浜国際村避難所(宮城県七ヶ浜町)宮城運輸支局、福島運輸支局
ビックパレットふくしま避難所(福島県郡山市)
午後中央公民館避難所(宮城県七ヶ浜町)
郡山養護学校避難所(福島県郡山市)
4月8日午前岩沼市役所(宮城県岩沼市)
パレスいいざか避難所(福島県福島市)
午後岩沼市役所(宮城県岩沼市)
あづま総合運動公園避難所(福島県福島市)
4月9日午前JICA二本松避難所(福島県二本松市) 福島運輸支局福島運輸支局

※午前:10時~12時ごろ、午後:13時~15時ごろ(宮城)/14時~16時ごろ(福島)

(編集部:小林 隆)
2011年 4月 6日