JAF、被災地で約1800件のロードサービスを実施
4月7日からさらに増員

被災車両の撤去作業にあたる特別支援隊

2011年4月8日発表



 JAF(日本自動車連盟)は4月8日、東日本大震災への対応のために編成した「JAFロードサービス特別支援隊」の被災地でのロードサービス件数を発表した。それによると、3月18日~4月6日までに1793件のロードサービスを実施した。

 JAFロードサービス特別支援隊は、おもに被害の大きい宮城県、岩手県で通常の救援依頼に加え、津波などで被災し動けなくなった車両の移動を行うなど、被災地域での移動手段の確保に取り組んでいる。

 中部本部、関西本部、東北本部の隊員で構成された第1期支援隊は、3月18日~27日に24名が救援活動を実施。3月28日からは関東本部、九州本部、東北本部からなる第2期支援隊隊員28名が派遣され、第1期支援隊と入れ替わりで4月6日まで活動にあたった。

 今回発表された件数は、第1期支援隊と第2期支援隊が行ったロードサービス件数を合算したもので、第1期支援隊は914件、第2期支援隊は879件の作業を行っている。

 また、4月7日からは北海道本部、関西本部、中国本部、四国本部、東北本部(秋田支部)の隊員で編成した第3期支援隊が、第2期支援隊と入れ替わりで活動を行っているが、今後は主要道路の復旧やガソリン供給の回復が進むにつれ、通常の救援依頼も増加することが見込まれることから、隊員の数を38名に増員して作業を行っている。

(編集部:小林 隆)
2011年 4月 8日