JAF、ゴールデンウィークは「タイヤパンク」「燃料切れ」に注意

2011年4月25日発表



 JAF(日本自動車連盟)は4月25日、昨年のゴールデンウィーク(2010年4月29日~5月5日)に行った高速道路のロードサービス件数を発表した。

 発表によると、全国の高速道路で4075件(1日平均582件)のロードサービスを実施。この件数は、普段の1日平均と比べ1.8倍になると言う。トラブルの内容は「タイヤのパンク」がもっとも多く1126件(全体の約28%)、次いで「燃料切れ」の543件(全体の約13%)。

 今年は東日本大震災の影響により、例年より渋滞が少ないとの予測が出ているものの、出かける前にタイヤの空気圧と摩耗のチェック、それに加え燃料の確認をするよう注意を喚起している。

 また、高速道路での渋滞時に気をつけたいこととして、追突事故が発生しやすいこと、早めの給油を心がけること、とくに子どもは直射日光により脱水症状になるケースがあるため、日よけ(サンシェード)やタオルなどを活用するよう呼びかけている。

 なお、JAFではロードサービス救援現場で応急処置を行った後、故障個所以外にもオイルや冷却水、バッテリー、タイヤなどを無料で点検し、二次事故(故障)の防止を図る「ワンポイントアドバイス」を行っている。2010年度(2010年4月1日~2011年3月31日)は160万3267件実施しており、その結果、応急処置または修理が必要だった個所は29万205件あった。そのうち最も多かったのはタイヤの不具合で、その数は11万7332件に上ると言う。

(編集部:小林 隆)
2011年 4月 25日