カーコンビニ倶楽部、加盟店に向けたHV車の修理・整備強化プログラム
デンソー東京、オートリードと提携し、HV車の対応を強化

2011年5月16日から実施



 自動車向けのアフターサービスを提供するカーコンビニ倶楽部は、デンソー東京、オートリードと提携し、フランチャイズ(FC)加盟店に向けたハイブリッド(HV)車の診断、修理、整備に対する対応を強化する「HV車対応強化プログラム」を、5月16日から実施すると発表した。

 同プログラムを導入するに至った背景について、近年の自動車は電子制御装置(IC)の搭載により整備の観点からもIC技術に対応しなければならないこと、将来的にHV車や電気自動車(EV)の普及が確実視されている中、修理や整備は従来のままでは成り立たたなくなる可能性があることを挙げている。

 そのため、整備工場が主体の「カーコン車検」や軽板金が主体の「カーコンビニ倶楽部」で、HV車の診断、修理、整備に対応できるようにするための仕組みが、今回のプログラムとなる。

 プログラムは、HV車の修理や整備を行う際に労働安全衛生法で義務付けられる低圧電気取扱特別教育を含んだHV車に対応するための技術研修、スキャンツールの推奨品販売、デンソーのサービスステーションである「ダイアグステーション」の利用を3本柱とし、研修では低圧電気取扱特別教育や、HV車の基礎知識と車検整備について、HV各車の特徴と主要装置の分解組み立てと内部の点検を学ぶ。

 なお、カーコンビニ倶楽部のWebサイトでは、3月からHV車の板金補修、車検・整備などに対応する各FC店を検索できる機能を追加しており、今回の業務提携によってさらに全国のFC店でHV車に対応できる体制を整え、増加するHV車ユーザーのニーズに応えていきたいとしている。

(編集部:小林 隆)
2011年 5月 16日