アウディ、サッカー日本代表のサポーティングカンパニーに 発表会場にはザッケローニ監督登場 |
アウディ ジャパンは5月26日、日本サッカー協会とサポーティングカンパニー契約を締結したと発表した。
サポーティングカンパニーとは、各企業が独自に日本代表をサポートするもので、今回の契約ではフル代表のほかU-23(23歳以下)代表、U-20(20歳以下)代表、U-17(17歳以下)代表、なでしこジャパン(日本女子代表)が含まれる。
具体的なサポートとして、同社のフラッグシップサルーン「A8」およびSUV「Q7」が貸与されるほか、サッカーファンを競技場に招待するなどさまざまな計画を予定していると言う。
今回の契約締結に際し、同日アウディ フォーラム 東京で日本サッカー協会に向けた車両贈呈セレモニーが行われ、同協会 副会長の大仁邦彌氏とアルベルト・ザッケローニ監督が出席した。
セレモニーでは、アウディ ジャパン代表取締役の大喜多寛氏が登壇し、今回のサポーティングカンパニー契約に至った経緯を説明した。
独アウディAGは、かねてより社会貢献の一環としてスポーツ活動へのスポンサードを各方面で行っている。特にサッカーに対しては積極的で、「FC バイエルン(ドイツ)」「レアル・マドリード(スペイン)」「A.C.ミラン(イタリア)」や、今年度のUEFA チャンピオンズリーグ決勝で激突する「FCバルセロナ(スペイン」「マンチェスター・ユナイテッド(イギリス)」もその1つ。
今回日本代表のサポーティングカンパニーになったことについて、大喜多氏は「日本代表は2050年にワールドカップで優勝することを目標に掲げているが、そうしたビジョンに共感・尊敬したため」「フル代表のほかユース世代までサポートすることで、日本の子供たちに夢と希望を与えるとともに、日本のスポーツ文化の発展に貢献したかった」と説明した。
セレモニーに参加したザッケローニ監督は、「アウディの持つブランドイメージはスポーティでスピーディと思うが、それは我々日本代表にも共通するものがある。その2つの大きな力が協力して2014年のワールドカップに向けて大きな目標を成し遂げられるのではないか」と述べるとともに、「早く乗りたい」と実直なコメントを発表。
また、クルマとの出会いについて質問を受けたザッケローニ監督は、「父が所有していたクルマを運転していたのを記憶している」と言い、そのクルマはマニュアルでコラムシフトだったことを明かしたほか、今後代表メンバーを招集するに当たって「アウディを所有しているかどうかも重要になってくる」と述べ、会場を沸かしていた。
セレモニーではQ7のボンネットにザッケローニ監督がメッセージを書き入れるシーンも。イタリア語で書かれたメッセージは日本語で「勇気と力を日本に」の意 |
(編集部:小林 隆)
2011年 5月 27日