矢野経済研究所、車載モーターは、2016年には31.5億個の市場と予測
「車載モータの世界市場に関する調査結果 2011」

2011年6月2日発表



 矢野経済研究所は6月2日、「車載モータの世界市場に関する調査結果 2011」を発表した。この調査は2010年12月~2011年4月にわたり、自動車システムメーカー、モーターメーカー、モーター材料メーカー等へ同社研究員がヒアリングなど行ってまとめたもの。

 この調査における車載モーターは、スターターやオルタネーター、各種補機類から次世代自動車(HEV/EV)に用いられる主機モーターまで、すべてのモーターを対象とするが、カーオーディオやカーナビに使用されるディスクドライブ・HDD用モーターは対象外となっている。

 調査結果によると、2010年の車載モーター世界市場は19億963万個。今後次世代車において、モーターの使用が増加するほか、新興国市場の自動車需要拡大もあり、2016年は2010年比1.65倍、約31億5600万個になると予測する。

 また、次世代自動車システム領域の車載モーターの世界市場は2010年は514万個。2016年には、4.2倍の2175万個に達すると予測している。

 詳細な調査結果は、5月11日に同社から発売された「車載モータ市場の最新動向と将来展望2011」(A4判171ページ、13万6500円)にまとめられている。

(編集部:谷川 潔)
2011年 6月 2日