ル・マン24時間レース「マツダ787B」フォトギャラリー デモンストレーションランをHD解像度で |
1991年の第59回ル・マン24時間レースで、日本車として初の総合優勝を果たしたマツダ787Bが、20年ぶりに優勝の地であるサルテ・サーキットに凱旋。当時を懐しむ関係者や20万人を超すレースファンの前で、独特のカン高い4ローターサウンドを響かせながら、3度のデモンストレーションランを行った。
デモンストレーションランは、サーキットランが6月9日(予選日)と6月11日(決勝日)の2回、ル・マン市内のパレードラン(6月10日)の計3回行われた。ドライバーは、6月9日はP.デンプシー、6月10日は寺田陽次朗、D.ケネディ、6月11日が当時の優勝ドライバーJ.ハーバートという顔ぶれで、いずれもマツダや787Bと深く関わりを持つドライバーが担当した。
このイベントで使用した787Bは、当時の優勝車両そのもので、走行可能なように再整備したものを広島本社のミュージアムから空輸したものだ。なお、ル・マンの開催地であるサルテ・サーキットのACOミュージアムには、優勝を記念して19年前にマツダが寄贈した787Bの同型車が、他のル・マン優勝車や貴重なモデルとともに、今も展示されている。
同セレモニーは、当時優勝に関わったチーム関係者が発起人となり、マツダとACO(西部自動車クラブ)との調整を図りながら、第79回ル・マン24時間のセレモニーイベントとして実現したもので、現行のレースのみならず、歴史を重視するファンの人たちに、熱い眼差しと大きな拍手、大声援をもって迎えられる印象的なものだった。
画像をクリックすると、HD解像度(1920×1280ピクセル)で開くので、その迫力の写真を楽しんでほしい。
(大内朋彦/Photo:益田和久[Burner Images])
2011年 6月 20日