オートバックスセブンは6月22日、「地上波デジタル放送に関する意識調査 Part4」の結果を発表した。これは、同社のWebサイト（http://www.autobacs.com/）で6月10日～16日にアンケートを実施しており、2011年7月24日にアナログ放送が終了するのに伴い継続的に行っているもの。2006年5月、2007年1月、2011年1月に続く、4度目の調査で、有効回答数は前回同様500サンプル。

質問1：現在おクルマの中で地デジを視聴できる環境にありますか？

■車内を“地デジ化”している方は41％、前回調査からほぼ横ばい
　最初の設問は、車内の地デジ視聴環境について。「車内で地デジを視聴できるような環境にある」は41％、「車内で地デジを視聴できるような環境にない」が58％となり、前回調査からほぼ横ばいとしている。

　すでに“地デジ化”した人に対して、車内を“地デジ化”した時期について聞いたところ、「6カ月以前」が70％、「1カ月以内」が11％となり、6カ月以前が多数を占める結果となった。

　車内を“地デジ化”していない人に対して、今後“地デジ化”したいと思うかという質問に対しては、“地デジ化”したいと「思う」が56％、「思わない」が27％、「分からない」が17％。前回調査時から、「思う」が5ポイント上昇し、思わないが7ポイント下がったことから、アナログ停波時期を1カ月後に控え、“地デジ化”に対するユーザーの意識が徐々に高まっているとしている。

　車内を“地デジ化”していない人に対し、“地デジ化”の時期について聞いたところ、「出来るだけ早く」が49％、「年内」が29％となっている。

質問2：いつ頃、車内を“地デジ化”しましたか？	質問3：現時点で、地デジ放送を車内で視聴するための地デジチューナーもしくは地デジチューナー内蔵のカーナビゲーションを購入しようと思いますか？	質問4：いつ頃、車内を地デジ化したいとお考えですか？（アナログ放送終了は2011年7月24日です）

■“地デジ化”の方法は、対応カーナビの装着がトップ
　車内を“地デジ化”していない人に対し、“地デジ化”の方法について聞いたところ、「地デジチューナー内蔵のカーナビゲーションシステムを装着する」が53％、「現在使用しているカーナビゲーションにチューナーを接続する」が42％。その一方で“地デジ化”の予算については、「1～3万円程度」が34％、「3万円～5万円程度」が24％、「5万円～10万円程度」が21％、「10万円～20万円程度」が17％となっている。

　この結果から、“地デジ化”の予算については、ドライバーそれぞれのニーズに従い、各価格帯に分布すると考えられるとしている。

　そのほか“地デジ化”したくないと答えた人に対しその理由を確認。「従来から、クルマの中にテレビは必要ないと考えていた」が52％と半数を超え、前回同様トップの結果となっている。

質問5：どのような環境で地デジを視聴したいと思いますか？	質問6：車内の地デジ化にどのくらいの予算を考えていますか？	質問7：購入しない理由は何ですか？最もあてはまるものをひとつ選んでください

地デジチューナーおよび地デジチューナー内蔵カーナビの売れ行き状況（数量ベース、2006年度の販売数量を1とした場合）

　同社では、2011年度の地デジチューナー内蔵カーナビの売れ行きを台数ベースで2006年と比べ8倍、車載用地デジチューナーが5倍と予測している。とくに車載用地デジチューナーに関しては、地デジチューナー内蔵カーナビの普及に伴っていったん売れ行きが落ち込んだものの、昨年から上昇傾向に転じており、アナログ停波に伴い大きく伸長するとしている。

出典：オートバックスセブン「地上波デジタル放送に関する意識調査 part4」