チャイルドシートの使用率は57.0%
JAFと警察庁の合同調査より

2011年7月6日発表



 JAF(日本自動車連盟)は7月6日、警察庁と合同で実施した「チャイルドシートの使用状況」「チャイルドシートの取付け状況」の調査結果を発表した。

 チャイルドシートの使用状況、チャイルドシートの取付け状況とも、自動車乗車中の6歳未満の子どもを対象にしており、チャイルドシート使用状況は、全国100個所、1万2943人を対象に調査した。

 チャイルドシートの使用状況は、ここ数年上昇傾向にあり、2011年は57.0%。年齢層別による使用状況は、年齢が上がるにつれ減っており、学童用シート(ジュニアシート)を使用する5歳児(34.6%)の低さが目立つとしている。

チャイルドシート使用状況年齢層別チャイルドシート使用状況

 チャイルドシート取付け状況、着座状況の調査は、全国8地域(北海道・宮城・東京・愛知・大阪・広島・香川・福岡)で実施。取扱説明書どおり正しく取付けられていたものは、乳児用シートが37.2%、幼児用シートが24.8%。ミスユースの原因は「シートベルト(腰ベルト)の締付け不足」が目立ったとしている。

 また、着座状況に関しては、取扱説明書どおり正しく着座していた子供は、全体で51.7%。ミスユースで最も多い原因は、乳児用・幼児用シートは「ハーネス(子ども用シートベルト)の締付け不足」で、学童用シートは基準の体重(15㎏~36㎏)に満たない「体格不適合」での使用が目立ったとしている。

チャイルドシート取付け状況チャイルドシート着座状況

(編集部:谷川 潔)
2011年 7月 6日