三菱電機、三菱自動車の米国拠点に無鉛はんだ太陽電池モジュールを納入
EV充電スタンドの補助電源用として利用

MMNAの駐車場に設置されたEV充電スタンド

2011年7月8日発表



 三菱電機は7月8日、三菱自動車工業の米国現地法人MMNA(ミツビシ・モーターズ・ノース・アメリカ)に96枚の無鉛はんだ太陽電池モジュールを納入、7月7日(現地時間)に稼働を開始したと発表した。

 MMNAは、11月から電気自動車(EV)「i-MiEV」の販売開始を予定するとともに、EV普及に向けて全米ディーラーなどにEV充電スタンドの設置を広める計画を進めている。

 その一環として、新たに自社駐車場に設置するEV充電スタンドの補助電源として使う太陽光発電システム(容量17kW)を、8台分のカーポートの屋根上に設置した。

 太陽光発電システムの年間期待発電電力量は2万4000kWhで、EV充電スタンドが使用されない場合などに余った電気はMMNAの建屋で使われる。

 同社製の太陽光発電システムが採用されたことについては、太陽電池モジュールが無鉛はんだを使っていることで環境負荷が低いことや、モジュール効率の高さ、製品の長期信頼性などが評価されたためとしている。

(編集部:小林 隆)
2011年 7月 8日