三菱自動車など10社、家庭用電力の最適利用を目指すHEMSアライアンス設立
市場確立と普及に向けた共同検討を開始

2011年7月12日発表



 三菱自動車工業など10社は7月12日、HEMS(Home Energy Management System)の市場確立と普及を目的として、共同検討体制「HEMSアライアンス」を立ち上げた。

HEMSシステムの構成要素(イメージ)HEMSの階層構造

 HEMSアライアンスに参加する企業は以下のとおり。

KDDI
シャープ
ダイキン工業
東京電力
東芝
日本電気
パナソニック
日立製作所
三菱自動車工業
三菱電機

 HEMSアライアンスでは、家庭内におけるエネルギーの最適利用を促進するため、電気自動車(EV)を含む高機能なスマート家電を、ホームコントローラーやHEMSアプリケーション(プログラム)などICT(情報通信技術)を活用することによって相互に接続する制御のあり方、HEMSアプリケーションの開発・流通など各社共通の課題に関して検討を進める。

 また、HEMSアライアンスの検討に際して、スマートコミュニティ・
アライアンスなどの各団体やハウスメーカーとも連携し、検討の成果に関してはHEMS普及のために、広く社会に提供するとしている。

(編集部:谷川 潔)
2011年 7月 12日