ソニー損保、お盆の帰省の交通手段は「自家用車」が85.6%
「お盆の帰省に関する調査(2011年)」より

2011年8月2日発表



 ソニー損害保険は8月2日、「お盆の帰省に関する調査(2011年)」結果を発表した。

 この調査は、7月15日~7月20日の6日間、20代~50代の「自家用車を所有し、自分で運転しており、今年のお盆に帰省する予定がある」男女に対し、インターネットで実施したもの。1000名から有効回答を得ている。

「ETC割引(1000円上限)があるが、例年のお盆よりも渋滞が多い高速道路」と「ETC割引(1000円上限)がないが、例年のお盆よりも渋滞が少ない高速道路」のどちらがよいか

帰省の交通手段は「自家用車」が85.6%
 今年の帰省で利用する予定の交通手段を複数回答で聞いたところ、「自家用車」85.6%、「鉄道」10.6%、「飛行機」4.2%となり、「自家用車」を使って帰省する人が8割以上に上ることが分かった。

 また、6月にETC休日割引「休日上限1000円」制度が廃止され、昨年のお盆時期にあった休日割引がなくなっている。そこで今回の帰省で「自家用車」を利用する予定と回答した856名に「ETC割引(1000円上限)があるが、例年のお盆よりも渋滞が多い高速道路」と「ETC割引(1000円上限)がないが、例年のお盆よりも渋滞が少ない高速道路」のどちらがよいかを質問。

 その結果、「ETC割引(1000円上限)がないが、例年のお盆よりも渋滞が少ない高速道路」を選択した人が72.1%となり、割引よりも「渋滞が少ないこと」を望んでいる人が多くいることが分かった。

帰省予定日は8月13日がピークか
 今年の帰省で「自家用車」を利用する予定の856名に、帰省の予定日を限定回答形式(回答は2つまで)で聞いたところ、トップは「8月13日」(31.8%)となった。これに「8月12日」(18.6%)、「8月14日」(18.1%)が続いた。

 次に、Uターンする日を限定回答形式で聞いたところ、「8月15日」(23.5%)、「8月14日」(22.9%)が2割を超えた。

 そのことから、同社では「今年はETC休日割引が廃止されたためか、帰省予定日がほかの土日に分散せず、帰省日は8月13日に、Uターン日は8月14日と15日に集中するのではないか」と結論づけている。

お盆の帰省の候補日お盆のUターンの候補日

ETCの搭載状況について
 また、今回の調査ではETCの搭載状況を聞いており、「搭載している」が76.2%、「搭載する予定」が4.6%、「搭載するつもりはない」が18.3%、「以前搭載していたが今は搭載していない」が0.9%という結果となった。

 「ETCを搭載している」と回答した762名に対し、ETC割引「休日上限1000円」制度廃止前と比べ、今後高速道路を利用する頻度がどうなると思うかを聞いたところ、「増えると思う」は3.7%、「変わらないと思う」は51.3%、「減ると思う」は45.0%となった。

 「減ると思う」との回答は、とくに20代で4人に1人は「かなり減ると思う」としていることから、「ETC休日割引の廃止の影響が大きい様子がうかがえる結果」と述べられている。

ドライブ中、眠気覚ましにもっとも聴きたいアーティストは?

眠気覚ましアーティストの1位は「サザンオールスターズ」
 今年の帰省で「自家用車」を利用する予定の856名に、「眠気覚まし音楽」としてもっとも聞きたいアーティストを自由回答で聞いたところ、「サザンオールスターズ」(7.7%)が3年連続で1位に輝いた。2位の「B'z」(6.8%)も不動の地位を確立していると言う。

 3位には女性アイドルグループ「AKB48」(3.0%)が入ったほか、6位に「レディー・ガガ」(2.3%)、7位に「KARA」(2.2%)など、海外アーティストもトップテン入りを果たしている。

車の事故・トラブル経験者は48.9%
 全回答者1000名に対し、自らクルマを運転している時に事故やトラブルにあったことがあるかを聞いたところ、48.9%が事故やトラブルにあったことがあると回答。

 その実際に車の事故やトラブルにあった経験のある489名に対し、具体的な内容を複数回答で聞いたところ、1位は「車との事故」(57.3%)、以下「タイヤのパンク」(33.9%)、「バッテリー上がり」(28.6%)、「車両単独の事故」(20.2%)が続いた。

 また、帰省時の事故・トラブル率を見ると、「事故やトラブルにあったことはない」89.0%と、9割近くが安全に帰省しているものの、1割強が帰省時に何かしらの車の事故・トラブルにあった経験があることが分かったと言う。

 次に、トラブル経験者の489名に対し、実際に事故やトラブルにあった際に現場で困った経験があるか聞いたところ、38.2%が「ある」と回答した。

 「ある」と回答した187名に対して具体的な内容を複数回答で聞いたところ、「どこに連絡をすればよいか分からなかった」が27.8%、「現在地が分からなかった」が25.1%と、この2項目が2割以上となった。

 また、「必要な周辺施設(レンタカー、整備工場など)の場所が分からなかった」が13.9%、「加入しているロードサービス会社(JAFなど)の連絡先が分からなかった」が12.8%、「事故相手に何を聞けばよいか分からなかった」が12.3%となったほか、「事故相手が保険に入っていなかった」という経験をしたドライバーも10.7%いたと言う。

自分でクルマを運転しているときに、事故やトラブルにあった経験について実際に事故やトラブルにあった際、現場で困った経験について

(編集部:小林 隆)
2011年 8月 2日