キャデラック、2012年にコンパクトと大型のサルーンを投入
ラインアップを拡大、コンパクトサルーンは後輪駆動

コンパクトスポーツセダン「ATS」

2011年8月4日(現地時間)発表



2010年に公開された「XTSプラチナム」

 米ゼネラルモーターズ(GM)は8月4日(現地時間)、キャデラックブランドにコンパクトセダンと大型セダンを2012年に追加すると発表した。

 コンパクトはコードネーム「ATS」と呼ばれ、キャデラックのラインアップ中でもっとも小さなモデルとなる。後輪駆動の小型ラグジュアリー・スポーツ・セダンで、BMW 3シリーズ、メルセデス・ベンツ Cクラス、アウディ A4などが競合車となる。

 大型セダンは「XTS」と呼ばれ、キャデラックのラインアップで最大のラグジュアリー・セダンとなる。2010年のデトロイト・モーターショーで発表されたコンセプトカー「XTSプラチナム」をベースとする。XTSプラチナムは前輪駆動と4WDシステムが採用されている。カナダのオシャワ工場で生産されるが、同工場はXTSのために11.7億ドルを投資し、約400人を雇用する。

 ATS、XTSの追加によってラインアップを広げ、新しい顧客を獲得する。

(編集部:田中真一郎)
2011年 8月 8日