東北地方無料措置で交通量が増加

2011年8月12日発表



 NEXCO東日本(東日本高速道路)は8月12日、東北地方無料措置の1カ月半(6週間)後の状況を発表した。

 これによると、東北道 仙台南IC~仙台宮城ICの交通量は平均5万4200台/日で、無料措置前の1.3倍に増加。また常磐道 水戸IC~那珂ICは5万7000台/日で、1.6倍に増加した。

 無料措置エリア内のICの出口交通量は、平均50.7万台/日で、1.2倍に増加。水戸ICは平均1万8800台/日、2.1倍となっており、うち約8割の1万5700台が無料で利用している。

 渋滞は、料金所において平均23カ所/日で発生し、うち本線に及ぶ渋滞が平均6回/日。一方でETC利用率は措置前から50.6ポイント減少の22.4%となった。

 東北地方無料措置は震災復興支援を目的として、被災者とトラックを対象に6月20日に開始された。

(編集部:田中真一郎)
2011年 8月 12日