アウディ ジャパンは8月23日、アッパーミディアムクラスのセダン「A6」をフルモデルチェンジし、発売した。価格は、2.8 FSI クワトロが610万円、3.0 TFSI クワトロが835万円。

　新型A6は、“Innovation Leader Through Progress Technology（イノベーション・リーダー・スルー・プログレス・テクノロジー）”をコンセプトに、軽量化したボディや新世代クワトロシステムを採用。モノコックボディーには、アルミを全体の20％以上使用し軽量化。アルミとスチールを組み合わせるハイブリッド構造により、ボディー剛性は進化し、ハンドリングや衝突安全性の向上に大きく寄与すると言う。

　また、。フルタイム4WDシステム“クワトロ”には新世代のクラウンギア式センターディファレンシャルを採用し、基本のトルク配分はフロント40％、リア60％。トルクベクタリングシステム（インテリジェントブレーキマネージメントシステム）の組み合わせで、よりスポーティかつ安全な走行が可能としている。そのほか、アイドリングストップ機構「スタート・ストップシステム」、エネルギー回生システムを搭載。

　10・15モード燃費は、最高出力150kW（204PS）/5250-6500rpm、最大トルク280Nm（28.6kgm）/3,000-5,000rpmの2.8 FSI クワトロでは11.0km/Lを、最高出力220kW（300PS）/5250-6500rpm、最大トルク440Nm（44.9kgm）/2900-4500rpmの3.0 TFSI クワトロでは10.2km/L。いずれも2桁の値を記録する。

　エクステリアデザインでは、フロントのLEDポジショニングランプに加えLEDヘッドライトをオプション設定。一目でアウディと分かるアイデンティティと強い存在感を見せる。リアはディフューザーと台形デザインのLEDテールライトの採用によりスポーティ性を強調。インテリアについても、・レザー、ウッドデコラティブパーツなどのパーツを数多く採用。タッチパッド付きのマルチメディアインターフェースを持つMMIタッチを装備するほか、サウンド面についてもBOSEサラウンドサウンドシステムを標準装備し、オプションでバング＆オルフセンアドバンスドサウンドを用意する。

　ボディーサイズはいずれも、4930×1875×1465mm（全長×全幅×全高）。

オプションのLEDヘッドライト	タッチパッド付きインターフェース採用	ボディーにはアルミを積極的に使っている