米GM、LGグループと電気自動車の共同開発

2011年8月25日(現地時間)発表



 米ゼネラル・モータース(GM)は8月25日(現地時間)、韓国のLGグループと共同で電気自動車(EV)の設計と技術開発を行うと発表した。

 両社はすでに、E-REV(エクステンデッド・レンジEV)のシボレー「ボルト」とオペル「アンペラ」のバッテリーパックの供給でパートナーシップを締結しており、今後はEVの設計・技術開発も含む協力関係へと発展することになる。

 GMのスティーブ・ガースキー副会長は「私たちが一流の企業と協力体制を組めば、開発時間の短縮と資金の節約ができ、さらに消費者は、常に最新の燃料節約技術の恩恵を受けることができるのです」と述べたほか、LGグループのジュノ・チョウ代表取締社長兼COOは「これはLGにとっての成長戦略であり、私たちはGMの掲げる自動車電動化において業界をリードしていく目標を積極的に支援します」と、協力関係のメリットを語っている。

 また、先日アメリカでは2025年までに国内で販売する乗用車やSUV/ミニバンなどに平均54.5mpg(マイル/ガロン、23.2km/L)の燃費規制を課すとの内容を盛り込んだ「CAFE(企業平均燃費規制)」が発表されたが、GMではガソリンを不要とするEVの開発を加速させることが、CAFEの目標達成に向け重要な役割を担うとしている。

(編集部:小林 隆)
2011年 8月 29日