独フォルクスワーゲン、1.4リッター「TSI」エンジンに気筒停止システム
2012年初頭から導入

2011年9月6日(現地時間)発表



 独フォルクスワーゲンは9月6日(現地時間)、気筒停止システムを搭載した新型1.4リッターの「TSI」エンジンを導入すると発表した。導入時期は2012年初頭を予定する。

 同システムはエンジン回転数1400~4000rpm、トルク25~75Nmの範囲内の場合に4気筒のうち2番/3番シリンダーを一時的に停止させる。とくに一定速度での走行時に効果を発揮するとしており、3速または4速ギアを使って50km/hで走行した場合、100kmあたり約1リッターの燃料を節約できると言う。

 交差点通過時やスポーツ走行時など、運転パターンが不均一な場合はシステムは作動しない。また気筒停止中にアクセルを踏み込めば、再び4気筒エンジンとして稼働する。

 リリースでは2気筒走行時も静粛性に優れ、振動が抑えられていることから、高い効率と快適性を両立したと特徴点を述べている。

 なお、この気筒停止システムを搭載した1.4リッターTSIエンジンは、2014年から欧州で導入される排気ガス規制「EU6」をクリアしている。

(編集部:小林 隆)
2011年 9月 7日