ホンダ、新型「シビック(5ドア)」をフランクフルトで世界初公開
MT車全タイプにアイドリングストップ機構を標準装備

新型「シビック(5ドア)」(欧州専用モデル)

2011年9月13日公開



 本田技研工業は9月13日、第64回フランクフルトモーターショー(プレスデー:9月13日~14日、一般公開:9月15日~25日)で新型「シビック(5ドア)」を世界初公開した。2012年初頭より欧州で発売を予定している。

  新型シビック(5ドア)は、走行性能やハンドリングを大幅に向上させるとともに、上質な乗り心地と低燃費を実現した欧州専用モデル。優れた空力性能や静粛性の実現のために、飛行機の機体形状の一種であるブレンデッドウィングボディーに着想を得て、バンパーやフェンダーのラインが一体的にボディーと融合したデザインにしたと言う。ボディーサイズは、4300×1770×1440mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2595mm。

 エンジンラインアップは、1.4リッター/1.8リッター i-VTECガソリンエンジン、2.2リッター i-DTECディーゼルエンジンの3種。MT車全タイプにアイドリングストップ機構を標準装備し、従来モデル比で、1.8リッターガソリン車は約10%、2.2リッターディーゼル車は約20%の燃費向上を実現している。英国のホンダオブザユー・ケー・マニュファクチュアリング・リミテッドで11月より生産を開始し、販売台数は欧州全域で年間約10万台を計画する。

 また、車種グレードにはよるものの、同社として欧州Cセグメントクラス初となる「追突軽減ブレーキ(CMBS)+E-プリテンショナー」や「車間距離制御装置(ACC)」といった安全技術を搭載している。

 プレス発表会において、伊東孝紳代表取締役社長は、「欧州地域において、2012年末にはこの新型シビック5ドアに、さらに小型のディーゼルエンジンを搭載したモデルを追加します。これ以降、欧州で発売される全モデルのエンジンを刷新し、より一層のCO2排出量の削減を目指していきます」との発表を行った。


(編集部:谷川 潔)
2011年 9月 13日