トヨタは、「アルファード」「ヴェルファイア」をマイナーチェンジし、11月1日に発売する。また、両車種にハイブリッドモデルを追加設定し、それぞれ11月21日に発売する。価格は、アルファード、ヴェルファイアとも、300万円～462万円。ハイブリッドモデルは、両車種とも395万円～565万円。

アルファード 350G“Lパッケージ”（7人乗り、2WD）	ヴェルファイア 3.5Z“G EDITION”（7人乗り、2WD）

※アルファード、ヴェルファイアとも各グレードに4WD設定あり。価格は16万円～18万9000円高

　今回のマイナーチェンジでは、フロントグリルやフロントバンパー、リアガーニッシュ、バックランプをデザイン変更。ボディーカラーにライトブルーメタリック、ダークバイオレットマイカメタリック、ダークブルーマイカを新設定した。また、インテリアではスピードメーターデザインやシート表皮、木目色の変更により、高級感を高めている。

　車両周辺を真上から見たような広範囲の映像を表示し、安全運転をサポートするパノラミックビューモニターをトヨタで初めてオプション設定したほか、オートマチックハイビーム、運転席オートスライドアウェイ、パナソニックの「ナノイー」、スーパーUVカットガラス（フロントドア）などを新たに設定している。

ハイブリッド G “Lパッケージ” (7人乗り、4WD)		シートアレンジ例

■ハイブリッドモデル
　また、今回のマイナーチェンジで、アルファード、ヴェルファイアともハイブリッドモデルを追加。ハイブリッド機構は「リダクション機構付のTHSII」を採用しており、最高出力110kW（150PS）/6000rpm、最大トルク190Nm（19.4kgm）/4000rpmの直列4気筒 DOHC 2.4リッターエンジン「2AZ-FXE」と、E-Four（電気式4WD）システムを組み合わせ4輪を駆動する。

アルファード ハイブリッド SR“Cパッケージ”（7人乗り、4WD）	ヴェルファイア ハイブリッド ZR “Gエディション” (7人乗り、4WD)	リダクション機構付THSIIシステムイラスト

　フロントモーターは、最高出力105kW（143PS）/4500rpm、最大トルク270Nm（27.5kgm）/0～1500rpm、リアモーターは、最高出力50kW（68PS）/4610～5120rpm、最大トルク130Nm（13.3kgm）/0～610rpmを発生。バッテリーにはニッケル水素電池を用いている。

　これらのシステムにより、燃費は10・15モードで19.0km/L、JC08モードで17.0km/Lのクラストップレベルの値を実現。「平成22年度燃費基準＋25％」とあわせ、「2015年度燃費基準」を達成し、排出ガスについても「平成17年基準排出ガス75％低減レベル」の認定を取得。エコカー減税（環境対応車 普及促進税制）対応車となる。

　そのほか、通常モデルではサイドリフトアップシート、車いす仕様などのウェルキャブ（メーカー完成特装車）仕様をラインアップ。ハイブリッドモデルでは、手動式もしくは電動式のサイドリフトアップシート車（脱着タイプ）をラインアップする。