F1マシンが日本上陸、500tの機材がセントレアから鈴鹿へ 最終便は10月1日に到着 |
F1日本グランプリが10月7日~9日に鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催される。9月28日、前戦シンガポールグランプリを終えたF1マシンが中部国際空港(通称セントレア:愛知県常滑市)に到着した。
モータースポーツの頂点に立つF1グランプリは18カ国、19戦で争われ、次戦は第15戦となるF1日本グランプリが鈴鹿サーキットで開催される。シリーズチャンピオン争いは、昨年チャンピオンを獲得したセバスチャン・ベッテルが残り1ポイントで2年連続のチャンピオン獲得となるため、日本グランプリでチャンピオン決定の瞬間を見られる可能性が高い。
来週末に迫ったF1日本グランプリを前に、セントレアにF1マシンが到着した。9月25日に前戦のシンガポールグランプリを終えたF1マシン、機材は5便に分けて日本に運ばれる。各便にはマシン、機材など約100tが搭載され、全便の合計は500tとなる。セントレアから鈴鹿サーキットへは陸路で運ばれ、1便あたり20台のトラックが搬送を行い、累計100台ものトラックが使用される。
第1便は9月27日にテレビ用機材、マーシャルカーなどを乗せセントレアに到着。マクラーレン、メルセデスGP、ロータス・ルノーのマシン6台とパーツ等の機材を乗せた第2便が28日に到着した。
F1マシンを搭載したカーゴ便が滑走路から駐機スポットへ近付く |
10時40分、予定より20分ほど早くF1マシンを搭載した貨物機が到着し、空港ターミナルから遠く離れた北端の駐機スポットに駐められた。機体左後部のゲートが開き荷下ろしが始まった。最初にゲートに現れたのはマクラーレンと書かれたコンテナ、続いてメルセデスGPのコンテナ、続いてロータス・ルノーのコンテナと何個ものコンテナが次々と降ろされた。
荷下ろし作業が始まった | 左後部から最初に出てきたのはマクラーレンのコンテナ |
続いてメルセデスGPのコンテナ | 続いてロータス・ルノーのコンテナが降ろされた |
荷下ろしが始まって15分ほどで、ついに黒いベールに包まれたF1マシンがゲートから姿を現した。上下に2台を重ねた状態で貨物機から降ろされ、待ち構える報道陣の前に運ばれた。最初に降ろされたのはマクラーレンの2台。続いて同じゲートからメルセデスGPの2台が降ろされた。
ついにマシンが登場 | 2台を重ねて搬送 | マシンは報道陣の前に運ばれた |
最初はマクラーレン | 次はメルセデス |
残るマシンはロータス・ルノーの2台。ロータス・ルノーのマシンは機体の右前のゲートから1台ずつ降ろされ、機体前部の撮影ポイントに運ばれた。その後も各チームのコンテナが順次運ばれ、陸路で鈴鹿サーキットへ運ばれていった。
ロータス・ルノーのマシンは右前から降ろされた | ロータス・ルノーは1台ずつ降ろされた | 最後のロータス・ルノー1台は航空機前部に設置された |
第3便はザウバー、フェラーリ、トロロッソを乗せて第2便と同じ9月28日16時25分に到着予定、第4便はレッドブル、ウィリアムズ、フォースインディアを乗せて9月29日16時に到着予定、第5便はヴァージン、チームロータス、HRK(ヒスパニア)を乗せて10月1日15時10分に到着する予定だ。
来週末に迫ったF1日本グランプリはヘアピン、スプーン、130R、シケインなど西コースの席は完売。小林可夢偉応戦席も既に完売しているが、メインストレート、1-2コーナー、S字、逆バンクなど東コースの一部の席はまだ購入が可能だ。世界最高峰のレースを観戦できるチャンスなので、是非サーキットで生のF1マシンを見ていただきたい。
●【2011F1日本グランプリ】空席状況のご案内
http://www.suzukacircuit.jp/ticket_s/2011/f1/freeticket/index.html
(奥川浩彦)
2011年 9月 28日