純正カーナビ満足度、トップは「レクサス」
J.D.パワー調べより。スマートフォンとの併用が倍増

2011年10月20日発表



 J.D.パワー アジア・パシフィックは10月20日、「2011年日本ナビゲーションシステム顧客満足度調査<自動車メーカー純正ナビセグメント>」の結果を発表した。

 2009年4月から2011年3月に新車を購入した純正カーナビ利用者を対象に、2011年7月にインターネット調査を実施した。サンプル数は5254。

 これによると満足度ランキングではレクサスが第1位で、これにトヨタ、ダイハツが続いた。

 満足度に影響する要素は、「音楽・映像再生機能、盗難や車両故障に対するサポート、PC や携帯電話との連携機能」と「目的地検索やルート案内、地図情報などナビゲーションシステムの基本機能」の割合が大きい。

 また、純正カーナビユーザーのうち、スマートフォンのカーナビ機能を利用している割合が前年比2倍の12%にのぼった。そのうち約4割は、純正カーナビとスマートフォンのカーナビを「常に同時に利用」しており、5割が「状況により使い分け」ていることから、純正カーナビとスマートフォンのカーナビの特長をいかし、共存させていることが伺える。

 一方で、スマートフォンのカーナビを利用していても、「次も純正カーナビを購入する」と答えた割合が、「次はスマートフォンのカーナビを購入する」と答えた割合よりも圧倒的に大きい。

 同社は「既存の純正ナビが即座にスマートフォンナビに置き換わる可能性は少ないとはいえ、今後、純正ナビを含めた車載ナビには、スマートフォンの機能を車内でも効果的に利用できるような連携機能の強化が求められるだろう」としている。

(編集部:田中真一郎)
2011年 10月 20日