富士スプリントカップで、「ホワイトスペース特区」によるワンセグ放送
大型ビジョン映像をワンセグで視聴可能に

富士スピードウェイ、ワンセグ放送エリアマップ

2011年11月11日~13日



 11月11日~13日に、富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)で開催される「JAF Grand Prix SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2011」(以下、富士スプリントカップ)。SUPER GTとフォーミュラ・ニッポンが一度に開催される特別戦として昨年初めて開催され、今年が2度目の開催となる。

 この富士スプリントカップにおいて、メインスタンドの大型ビジョンで放送している映像や音声を、ワンセグ放送として送出する実験が行われる。これは、地上デジタル放送への移行により空いたチャンネルを利用した研究開発や実証実験を行う総務省創設の「ホワイトスペース特区」に、富士スピードウェイが選定されたことにより、可能になったもの。

 受信可能なエリアは、別掲の地図のとおりだが、第1コーナーやコカ・コーラコーナー、ヘアピンやプリウス、パナソニックコーナー近辺で、レース映像が見ることができるようになる。これまでサーキット映像は、グランドスタンドでしか見ることができず、ほかの個所に移動した場合、レース展開が極めて分かりにくかった。このワンセグ放送が行われることで、ワンセグ受信可能な携帯電話やカーナビ、携帯テレビでグランドスタンドの大型ビジョンで放映される映像を視聴でき、レース展開が格段に分かりやすくなる。

 チャンネルは、FSW.TV(28ch)。富士スピードウェイでは、バッテリー切れ防止のため、携帯充電器などの持参を勧めており、数に限りはあるものの、携帯充電器(NTTドコモ、au、ソフトバンク対応:電池付き650円)をイベント広場のFSWオフィシャルショップで販売する。

(編集部:谷川 潔)
2011年 10月 28日