ソニー、レーシングカーに乗り込んでHMD「HMZ-T1」を体験できるイベント
11月4日、5日開催。フォーミュラ・ニッポン参戦車両など2台を設置

レーシングカーに乗り込んでHMD「HMZ-T1」を体験できる

2011年11月4日、5日11時~19時



イベント会場のRoyal Garden Cafe青山には2台のレーシングカーが設置される

 ソニーマーケティングは、同社のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)「HMZ-T1」を体験できるイベント「青山で、地上最速のレーシングカー、世界初体感!」を、Royal Garden Cafe青山(東京都港区北青山2-1-19)で開催している。期間は11月4日、5日11時~19時。

 11月11日に発売となるHMD「HMZ-T1」を先行体験できるイベント。HMZ-T1の価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は5万9800円前後。

 HMZ-T1は、自発光方式の有機ELパネルを使用し、自動的にコントラストを補正する「コントラストマスター」や、艶のある黒を再現する「クリアブラック」といった独自の高画質機能を搭載することで、黒の表現にこだわった。有機ELパネルは動画応答性に優れることから、スポーツやゲームといった速い動きに対しても残像感の少ないなめらかな映像を再現すると言う。

 また、左目用と右目用に2枚のHDパネルを搭載し、それぞれに独立した3D映像を表示する「デュアルパネル3D方式」を採用した。これにより、1枚の画面上で左目用と右目用の映像を高速で切り替えて表示する、フレームシーケンシャル方式で起こりがちな左右それぞれの映像が混ざり合って二重に見える「クロストーク」の発生をなくしたと言う。

 さらに、45度の広視野角を実現する独自の光学レンズとともに、5.1chバーチャルサラウンド技術を採用しており、あたかも映画館にいるかのような映像空間を体験できる。

 HMZ-T1は、同社の3D対応製品であるブルーレイディスク/DVDプレーヤー「BDP-S480「BDZ-AT970T」、プレイステーション3(PS3)、3DデジタルHDビデオカメラレコーダー「HDR-TD10」と接続して利用できる。

HMD「HMZ-T1」は世界初のHD有機ELパネルを搭載した、3D対応ヘッドマウントディスプレイ。スピーカーを2つ備え、映像とともに音にもこだわった

 今回のイベントでは、こうした特徴を持つHMZ-T1を、かつてフォーミュラ・ニッポンと全日本F3000選手権で実際に活躍したレーシングカーに乗り込んでPS3用ドライビングシミュレーター「グランツーリスモ5」(GT5)を体験できる。ゲームで使われるレース車両は、GT5でのみ存在する、架空の地上最速レーシングカー「レッドブル X2010 S.Vettel」。

 さらにHMZ-T1を7機設置し、映画「スパイダーマン」と音楽ライブ「元気ロケッツ」の3D映像も視聴できる。

 レーシングカーへの乗り込みはコクピットが小さく作られているため、身長180cm/体重75kg以下との制約が設けられているものの、その分タイトなコクピットが織りなすレーシーな雰囲気が、リアルな3D映像を強調してくれる。貴重な体験ができるので、クルマ好きはもとより、GT5ファンの方、HMZ-T1の購入を検討されている方はぜひ会場に足を運んでみてはいかがだろうか。

赤い塗装のマシンがフォーミュラ・ニッポン参戦車両。HMZ-T1の使い方などはスタッフが説明してくれる
青い塗装のマシンがF3000参戦車両
HMZ-T1で見えている映像は、レーシングカーの横に設置してあるモニターにも表示される
コントローラーはロジクール製のもの。左右のパドルシフトでアクセル・ブレーキをコントロールする会場では映画「スパイダーマン」と音楽ライブ「元気ロケッツ」の3D映像も視聴できる

 このほか、HMZ-T1を体験できるイベントとして、フラワーアーティストの東信氏、ブックディレクターの江口宏氏、アーティストの山尾光平氏とタイアップして以下の会場でもイベントが開催されている。

青山で、花のない花屋、世界初体感
アーティスト:東信
開催期間:11月4日~13日
店舗名:JARDINS des FLEURS(ジャルダン・デ・フルール)
住所:東京都港区南青山4-15-43 B1F
営業時間:13時~19時

青山で、水のない水族館、世界初体感
アーティスト:江口宏
開催期間:11月1日~13日
店舗名:UTRECHT(ユトレヒト)
住所:東京都港区南青山5-3-8 パレスミユキ201
営業時間:12時~20時

青山で、異空間トリップ、世界初体感
アーティスト:山尾光平
開催期間:11月4日~13日
店舗名:LoiteR(ロイター)
住所:東京都渋谷区神宮前 6-7-3 2F
営業時間:12時~24時

(編集部:小林 隆)
2011年 11月 4日