スズキ、新型「スイフトスポーツ」発売、168万円から
6速MT車を12月13日に先行発売

専用ボディーカラー(チャンピオンイエロー4)の新型スイフトスポーツ

1,680,000円(6速MT車)/12月13日発売
1,748,000円(CVT車)/2012年1月27日発売



 スズキは11月28日、新型「スイフトスポーツ」を発売すると発表した。価格は6速MT車が1,680,000円、CVT車が1,748,000円で、発売日は前者が12月13日、後者が2012年1月27日となる。

モデルエンジン変速機駆動方式価格
スイフトスポーツ直列4気筒DOHC 1.6リッター6速MT2WD(FF)1,680,000円
CVT1,748,000円

 第42回東京モーターショー(一般公開:12月3日~11日)で先行公開される新型スイフトスポーツは、開発コンセプトに「The sporty flagship」を掲げ、高出力のエンジン、専用トランスミッションなどの採用により、高い動力性能と燃費性能を実現した。

チャンピオンイエロー4プレミアムシルバーメタリックスーパーブラックパール
スノーホワイトパールアブレイズレッドパール2ブーストブルーパールメタリック

最高出力100kW(136PS)/6,900rpm、最大トルク160Nm(16.3kgm)/4,400rpmを発生する直列4気筒DOHC 1.6リッターエンジン

 搭載する直列4気筒DOHC 1.6リッターエンジンでは、可変吸気システムの採用、吸気VVT制御の最適化、バルブリフト量の増加、冷却システムの改善など、さまざまな専用チューニングが施され、先代モデルと比べ出力8kW(11PS)、トルク12Nm(1.2kgm)増の100kW(136PS)/6,900rpm、160Nm(16.3kgm)/4,400rpmとなった。

 これに2~5速ギヤをクロスレシオ化し、加速性能と燃費性能を両立した6速MT、または広い変速比幅によって加速性能と燃費性能を高めた専用の副変速機構付CVTの採用により、10・15モード燃費は6速MT車が15.6km/L(約7%向上)、CVT車が16.0km/L(約18%向上)。JC08モード燃費は6速MT車が14.8km/L、CVT車が15.6km/Lとなっている。

 シャシーも大幅な改良を受け、ボディー骨格に高張力鋼板を積極的に採用するとともに、軽量化したホイール、タイヤ、ブレーキにより、6速MT車では車両重量を約10kg軽量化した。

 また、フロントサスペンションでは大径化したストラットにリバウンドスプリングを内蔵したほか、専用設計のリアサスペンションを採用。ショックアブソーバーはスポーツ走行に特化した減衰特性のモンロー製。さらにフロントブレーキローターを厚くし、ブレーキブースターを最適化することで制動力を高めている。

 エクステリアでは、エンジン性能の高さを表現した大開口のフロントグリルのほか、3本フィン形状の大型フォグランプベゼル、フォグランプベゼルのフィン形状をモチーフにした17インチアルミホイール、スポーティーなリアコンビネーションランプやデュアルエキゾーストパイプ、メタリックグレー塗装のディフューザーを採用。さらに低重心さを強調するサイドアンダースポイラー、空力特性に優れるルーフエンドスポイラーも装着する。

 インテリアでは、インストルメントパネルとドアトリムに金属の質感を表現したヘアライン調の加飾を施したほか、外気温、シフトポジション、オドメーター、瞬間燃費、平均燃費、航続可能距離、トリップメーターを切り替え表示するマルチインフォメーションディスプレイ付きの専用5眼メーターを採用。またレッドステッチ入りの専用シート、シフトブーツ、本革巻きステアリング、大型のステンレス製ペダルプレートなどを装備し、スポーティな仕上がりとなっている。

 装備面ではキーレスプッシュスタートシステム、約45~100km/hの間で設定が可能なクルーズコントロールシステム、ESP(横すべり防止装置)を標準装備するほか、CVT車はヒルホールドコントロール機能を備える。

 そのほかの詳細については、関連記事(http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20111109_488347.html)を参照されたい。

6速MT車のインテリア
CVT車のインストルメントパネル新型スイフトスポーツでは専用スポーツシートを採用する

(編集部:小林 隆)
2011年 11月 28日